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【福島市】プラスチックごみ削減に取り組む「Refillふくしま」の活動に密着。

Ikuko Sato福島応援ライター(福島市)

日本列島が続々と梅雨入りしている今日この頃。ここ福島市もこれからどんどん蒸し暑くなり、水分補給は欠かせない季節となります。そしてペットボトルごみが大幅に増える時期になり、その多さに驚く方も少なくないのではないでしょうか。そこで利用したいのが水筒やタンブラーに飲み物を入れて持参する「マイボトル」。でも「マイボトル」を持参して困ること…それは途中で中身が無くなっちゃったらどうしよう、ということ。特に登下校中の子どもには、熱中症になりかねない深刻な問題ですよね。

福島大学経済経営学類の学生が中心となって活動している「Refillふくしま」は、プラスチックごみ削減と環境負荷低減を目指し、マイボトルやマイ容器を使いやすくする街づくりを目指しているグループです。2022年5月に活動を始め、現在は3年生10人が中心となって、マイボトルを持参すれば水をくむことができる「給水スポット」や、マイ容器(繰り返し使える弁当箱などの容器)を持参すれば、買った食品を入れてくれる「マイ容器スポット」を増やそうと活動中です。

この活動に関心があるという飲食店へ説明しに行くという「Refillふくしま」のみなさんに密着しました。ご協力くださったのは、福島大学経済経営学類3年生の町田綾さん、鎌田莉帆さん、石川ゆなさん、八巻ちはるさんです。活動をサポートしている教授の沼田大輔さんにもご協力いただきました。

伺ったのは福島市新町にある「まちなか食堂 はらくっち」。手作りの定食で人気のお店です。このお店では、もともと熱中症対策も兼ねてマイボトル持参の方へ無料で給水を行っていて、「Refillふくしま」の活動に賛同して今回のミーティングとなりました。

「はらくっち」店主の高梨さんに「Refillふくしま」の理念や活動内容、給水スポットの登録方法を説明する学生さん
「はらくっち」店主の高梨さんに「Refillふくしま」の理念や活動内容、給水スポットの登録方法を説明する学生さん

学生さんから説明を聞いた店主の高梨知美さんは①マイボトルを持参した人には無料で給水する②弁当箱などの容器を持参した人にテイクアウト用の料理を詰めて提供する ということを快諾。無事に福島市内に新たな「給水スポット」「マイ容器スポット」が誕生することになりました!

お店の前で記念撮影!「給水スポット」「マイ容器スポット」としての利用者が増えるといいですね
お店の前で記念撮影!「給水スポット」「マイ容器スポット」としての利用者が増えるといいですね

プラスチックごみの削減につながって環境負荷の低減にもなり、また熱中症対策にもなるこの「Refillふくしま」の活動。「給水スポット」は現在福島県内で約200か所、「マイ容器」スポットはまだ3か所とのことです。活動に賛同して協力してみたい、というお店や施設の方はぜひお問い合わせください。

また、「Refillふくしま」は6月15日(木)までフォーラムふくしまで上映中の「マイクロプラスチックストーリー」の会場でも活動していて、11日(日)は11時30分から上映とトークイベント終了の16時くらいまで、会場で「Refillふくしま」の活動を広めるブースを設けています。マイボトルへの給水や、リユースカップを使っての水の提供をしています。
上映会に足を運んで、「Refillふくしま」のみなさんに会ってみてくださいね。

6月4日(日)の活動の様子。お水は使い捨てではなく、専用のリユースカップで提供しています。マイボトル持参もOK。
6月4日(日)の活動の様子。お水は使い捨てではなく、専用のリユースカップで提供しています。マイボトル持参もOK。

<Refillふくしま>
福島大学経済経営学類 沼田大輔研究室
refillfukushima@gmail.com
Refillジャパン内Refillふくしまのページ

※地図が開くのに少し時間がかかります。スマホの方は下のQRコードより。

<「マイクロプラスチックストーリー」上映日程>
上映期間:2023年6月2日(金)~15日(木)※予定
※上映時間はフォーラム福島のホームページをご覧ください

福島応援ライター(福島市)

福島をこよなく愛する大の猫好きライター。関心事は、食と酒、料理、街歩きや街づくり、写真、スポーツ、映画やサブカルなど幅広く、新しいもの大好き&好奇心旺盛。歴女でもある。

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