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【福岡市中央区】もう行った?LANDIC presentsバンクシー展で感じる鋭く静かなメッセージ

いのこ

インテリアコーディネーター/ライター(福岡市)

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食やスポーツなどいろんな楽しみを味わいたくなる秋。何をしようかな…と思っているなら、今年の秋はアート鑑賞なんていかがでしょうか。

福岡市中央区大名で、2018年から世界5都市を巡回し100万人を動員してきた展覧会が開かれています。その名も「LANDIC presentsバンクシー展 天才か反逆者か」。世界でもっとも注目されているアーティストと言っても過言ではないバンクシーの作品をたっぷり鑑賞すべく、早速行ってきました。

遠くからでもすぐ見つけられる白いテントが目印
遠くからでもすぐ見つけられる白いテントが目印

会場は国体道路から北方向へ2本入った通りにある次世代型ライブエンターテインメント施設、UNITED LAB(ユナイテッドラボ)。市営地下鉄空港線天神駅や西鉄大牟田線天神駅、西鉄バスの警固一丁目バス停からいずれも徒歩10分前後でアクセスできます。

3面スクリーンを使ったパノラマ的インスタレーション
3面スクリーンを使ったパノラマ的インスタレーション

入場してすぐ視界に飛び込んでくるのが、照明を落とした会場内に浮かび上がる大スクリーン。次々と作品が映像として紹介されるのを見ていると、まるで作品が存在するその場所に自分が立っているかのような感覚になって迫力満点です。

制作スタジオを再現したインスタレーション
制作スタジオを再現したインスタレーション

奥に進むと、バンクシーの制作スタジオを再現した展示が。建築物の壁などにスプレーで絵を描くイメージが強いバンクシーですが、スタジオで作品を制作することもあるのだとか。この雑然とした雰囲気そのものがすでにアーティスティック。

絶妙に顔が見えないところが憎い演出
絶妙に顔が見えないところが憎い演出

バンクシー、いました。

モンロー、ではなくケイト
モンロー、ではなくケイト

制作スタジオのインスタレーションを抜けると、待望の作品群がたっぷり展示されています。会場内では、作品の解説を専用のスマートフォンアプリを利用して聞きながら鑑賞できるということもあって、作品をひとつひとつじっくり鑑賞している人が多いですね。

さまざまなバリエーションの作品が勢ぞろい
さまざまなバリエーションの作品が勢ぞろい

ライトアップされた作品はまるで空間の中に浮かんでいるかのよう。周辺との明暗のコントラストで絵のタッチやキャンバスの質感まではっきり見えます。

ダンボールの質感と色が独特の雰囲気を出している
ダンボールの質感と色が独特の雰囲気を出している

この展覧会は世界の5都市、国内では横浜、大阪、名古屋を経て現在福岡で開催されていますが、福岡会場で初登場となった作品が2点あります。

一つは顔を半分隠しながら花束を投げようとしている男性を描いた『ラブ・イズ・イン・ジ・エア』の三部作版、『スロウアー』。パレスチナ・ベツレヘムのストリート沿いにある建物の壁面に描かれたことで一躍有名になった作品だけに、見たことがあるという人も多いでしょう。同じモチーフの2作品を同時に見られるのはこの展覧会ならでは。

二つめは小さな鏡を貼り付けたロンドン警視庁のヘルメットがくるくると回っている『メット・ボール』。ロンドン警視庁の頭文字METと舞踏会を意味するボールを合わせたタイトルの作品がディスコのような演出装置として動き続ける―警察という権力をからかった何とも皮肉の効いた作品です。

「今は笑うがいいさ、しかしいつか俺たちが取り仕切る時がくるさ」
「今は笑うがいいさ、しかしいつか俺たちが取り仕切る時がくるさ」

「LANDIC presentsバンクシー展」では、バンクシーがしばしば描く擬人化されたチンパンジーや赤い風船と少女、ネズミなどをモチーフとした有名な作品をはじめ、作品を設置した空間そのものをアートとして来場者が追体験できるインスタレーションなど70点以上が展示されています。

刺激的な作品の数々を見ながら感じたのは、作品と会場のフィット感。時には痛烈に、時には切なげに風刺が込められた作品を重低音の響く音楽が流れる中で観るという体験は何とも刺激的でした。

球技禁止、それなら注意の看板で遊んじゃう
球技禁止、それなら注意の看板で遊んじゃう

会場では、バンクシーは天才か?それとも反逆者か?というアンケートを実施中です。バンクシー展福岡事務局の大内さんからは「心ゆくまでバンクシーワールドを楽しんでいただき、あなたなりに出た答えをぜひ一票という形で教えてください」と熱いメッセージが。

かなり充実している展示内容だけに、一度見ただけではどちらか答えが出せないという人も多いかもしれません。何度も通いたくなるこの中毒性、会場に足を運んで体験する価値あり!

【展覧会情報】

「LANDIC presentsバンクシー展」

住所:福岡市中央区大名1丁目3-36 UNITED LAB

開館時間:10時~20時 会期中無休

アクセス:市営地下鉄空港線天神駅から徒歩約7分、西鉄大牟田線天神駅から徒歩約10分、西鉄バス停警固一丁目から徒歩約5分

公式HPはこちら

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