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【札幌市南区】定山渓で、夏の100日間しか食べられない”かき氷”。そのお店は「森乃百日氷」。

いろは地域情報発信ライター(札幌市担当)

いろはです。記事をお読み頂きありがとうございます。

先週辺りから、札幌市内のあちこちの市道の植え込みや民家の庭先で見られるラベンダーは満開を向かえ、街中でラベンダーを至る所で見かけます。夏の風物詩のラベンダーはきれいで、香りもよく癒やされています。

同じく夏の風物詩のかき氷。今回は、清涼感を求めて、7月2日にオープンした

森乃百日氷(もりのひゃくにちごおり)さんへ伺い、夏を満喫してきました。

定山渓第一寳亭留 翠山亭を正面に左側の坂道を上ると「森乃百日氷」さんがあります。
定山渓第一寳亭留 翠山亭を正面に左側の坂道を上ると「森乃百日氷」さんがあります。

ここは、札幌市南区の天然の湯処 定山渓温泉街にある 翠山亭の離れの「森乃湯」100日だけ営業するというかき氷のお店です。以前は宿泊の方のみに提供されていたそうですが、現在は一般の方も頂けるとのことです。

とても人気のあるお店です。11時オープンですが、10:30~整理券を配布しているのですが、整理券を入手するだけでも早くから並び待つ方もいらっしゃいます。

この坂は少々きついです。白い旗のあたりまで頑張って上りましょう。
この坂は少々きついです。白い旗のあたりまで頑張って上りましょう。

お店の正面です。和風の風情ある建物ですね。
お店の正面です。和風の風情ある建物ですね。

整理券をもらうと、店舗先、若しくは、坂の途中に同じ内容の看板がありました。

内容は、番号毎に入店出来る目安の時間表記と整理券導入の理由についてでした。

待ち時間は、定山渓で愉しんでもらいたいとの森乃百日氷さんの意向があり、番号毎にお店に入る時間帯がおおよそで提示してありました。例えば、10番台は12時以降、20番台は13時以降など。こうして表示してあると、定山渓での時間の過ごし方が有意義なものになり、目安の時間に来店すれば、待ち時間も少なく済みますね。こういったシステムは、とても素敵だと思います。いろはも入店は12時過ぎかなと思い、時間まで定山渓を散歩して、自然の景色を楽しみながら過ごしていました。

いろはは整理券は9番でした。
いろはは整理券は9番でした。

12時過ぎにお店に到着。間に合いました。只今8番という分かりやすい表示に安堵しつつ、坂道を上りにじむ汗を、定山渓の優しい風で落ち着かせながら待ちました。庭内の手入れの行き届いた木々や花々を眺め、鳥のさえずりや木々の葉音が心地よく聞こえてきます。

こういった自然の景色や音を立ち止まって見聞きする事も、たまにはいい機会だと思います。

順番が来ました。先ずは、入店し靴を脱ぎ、スリッパに履き替え上がります。

夏のきれいな青々とした木々です。
夏のきれいな青々とした木々です。

いろはデッキに座りました。店内には木漏れ日が差し込み、とても穏やかな雰囲気です。木製のテーブルとイスが7卓並び、角には囲炉裏を囲む形の座席もあります。

デッキでは目の前に青々とした木々が茂り、暑い太陽からの陽射しを遮ってくれます。鳥のさえずりや天然のクーラーを心地よく感じながら、定番(3メニュー)の中の

「こころときめきするもの」(心ときめくもの)森の木苺

をオーダーしました。他に期間限定もありますが、今回は定番にしました。

まず始めに・・・
まず始めに・・・

ひとくち氷(青じその白蜜がけ)を頂きます。一口ごとに青じその爽やかな香りが鼻に抜け、舌先に優しく当たる甘さの白蜜(刻んだ青じそを白蜜に直前に入れているそうです)を氷と共にゆっくり味わいました。こちらの氷の食感はシャリシャリという感じでしょうか。

素敵な白磁の器は、近くの翠山窯で焼き上げたオリジナルで、手描きの絵付けは定山渓を囲む山々を描いています。森の奥深い様子と淡い青が美しく涼しげです。スプーンを掛ける凹みやハネが粋だなぁと思います。

さて、お待ちかねの・・・「こころときめきするもの」(心ときめくもの)森の木苺です。

見るからにふわっふわです。先ほどのひとくち氷とは全く違うタイプのかき氷です。
見るからにふわっふわです。先ほどのひとくち氷とは全く違うタイプのかき氷です。

素材、蜜、氷、器全てにおいてこだわっていて、ココでしか味わえないかき氷

・・・48時間かけて純粋をゆっくり凍らせたもの

素材・・・生産者の顔が見える北海道産食材を中心に使用し、美瑛町のジャージー牛乳を使ったエスプーマ無添加練乳シロップ白蜜など第一寳亭留の料理人が作っているもの。

・・・自社工場「翠山窯」の窯主 蓑島氏が手作りしたもの。

こういったこだわりの熱量が伝わってくるとても粋なかき氷です。

一口、口にするとふわっとした優しい口当たりの氷が自然と溶けてなくなります。舌触りが軽く丸みのある甘みのエスプーマと身体にやさしい甘みの練乳シロップが掛かり、夏の至福のひとときをしばらく感じていました。

身体に染みます。
身体に染みます。

そして、中心には、木苺の果肉とシロップがかかり、ここで味変です。今まで食べた中で1番酸味と熟した甘みのバランスのいい木苺でとてもおいしかったです。

食べ進めると、お月様が出てきました。こちらは、豊平川に浮かぶ月が描かれています。
食べ進めると、お月様が出てきました。こちらは、豊平川に浮かぶ月が描かれています。

飽きることなく、最後はスムージーのような状態になりましたが、食感の変化があり、おいしく頂きました。

かき氷をこんなにも堪能したことは久しぶりです。身体に染みてとてもおいしかったです。そして、心や身体が心地よく、丁寧に作られたかき氷で癒やされ、ゆっくりとした時間をここで過ごすことができました。定山渓での思い出がまた1つ増えました。そして、ごちそうさまでした。

そして、この度は取材のご快諾とご協力を頂きありがとうございました。

【取材後記】

0日氷(ぜろにちごおり)としてオープン前日のみ予約制となり、開始後3分半で完売とのことでした。通常は席の予約は出来ませんが、この予約の取れなさからお店の人気がいかにすごいものかと分かります。現在は10:30~整理券を配布しているので、その場合は並ぶことになりますが、きっと並んででも食べてよかったぁと思うくらい、かき氷おすすめです。

また、かき氷を頂いた後、希望者には宿泊者専用の森乃湯(定山渓の源泉)を利用することが出来ます。利用料は別途 税込み540円です。洗い場を設けず、湯治場の雰囲気を持つ昔ながらの雰囲気があるそうです。源泉100%の温泉を楽しめますよ。

期間限定かき氷 いよいよ7月22日(金曜日)から生メロンに変わります。

初氷(完熟パイン) /(完熟パイン)ー7月21日まで<毎日50食限定)
二十日氷(生メロン)/7月22日~8月10日まで
四十日氷(桃)   /8月11日~8月30日まで
六十日氷(マンゴー)/8月31日~9月19日まで
八十日氷(葡萄)  /9月20日~10月8日まで
百日氷(?)    /最終日10月9日(完全予約制)
どれも魅力的で食べてみたくなりますね。生メロン、桃・・・どれも好きです。

【店舗情報】
森乃百日氷


住所 /札幌市南区定山渓温泉西3-105  定山渓第一寶亭留 翠山亭敷地内(札幌駅より車で約45分)
営業期間 /2022年度は7月2日〜10月9日
定休日 /なし
駐車場 /車の方は、翠山亭の駐車場を゙利用可能
整理券配布時間 /⁡10:30〜15:00(配布場所は、森乃百日氷店舗前)
Instagram /こちらです

※こちらの情報は、2022年7月現在のものです。

最新の店舗情報は、SNS等にてご確認のほどご来店ください。

地域情報発信ライター(札幌市担当)

こんにちは。北海道が大スキな’’いろは’’です。 札幌を中心に、時間があれば北海道をあちこち旅して、出会いと発見に感動するたびに北海道は無双で最高なものばかりに出会います。のんびり景色を楽しみながらの散歩も大好き! 札幌ではふらっと立ち寄ったり、発見したワクドキなものを中心に発信していきたいと思います。よろしくお願いします。

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