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【札幌市北区】スケパでスケボーの練習を見学。ド迫力なスピード感とトリックにかっこいい!と感動だった

いろは地域情報発信ライター(札幌市担当)

いろはです。札幌は風が吹くととても気持ちよく、今日は少し自転車に乗って気分転換していました。道ばたでは、小さいながらもコスモスが咲いていました。

本日の取材先は、札幌市北区にあるスケパの

Skate Park HOT BOWL(スケートパーク ホットボウル)です

そうです。スケパとは、スケートパークの略で、主にスケートボード、インラインスケート、フリースタイルBMX向けに作られた運動施設(公園)のことを指し、ここは、札幌発のインドアスケートボウルパークです。

これがボウルです。ボウルとは、この滑走する面が曲面になっている窪地のことを言います。
これがボウルです。ボウルとは、この滑走する面が曲面になっている窪地のことを言います。

いろはは友人がスケボーを道ばたでよく練習していたのを見ていたことはありますが、詳しいことは全く知りません。なので、今回は、専門用語もあり、知らないことばかのストリートカルチャースポーツの世界を少しでも皆さんと知るきっかけにしたいと思います。

近い記憶としては、スケボーは昨年の夏に行われたオリンピックで正式種目となり、日本人がメダルを取ったことで、とても有名になったスポーツとして記憶に新しいかと思います。

現在ここでは、小学一年生から大人までのスケボーに魅せられ、熱い情熱を持って練習を重ねている人が多く通っています。取材日は7月18日海の日ということで祝日ですが、2組の親子が練習のために訪れていました。許可を得て、練習風景を見学してお話を伺いました。

札幌市の小学一年生の泰夢(タイム)君です。

テールロックを決めたところを撮影させていただきました。こちらももっか練習中です。
テールロックを決めたところを撮影させていただきました。こちらももっか練習中です。

ご両親が見守る中、ミニランプにて練習中に見学させてもらいました。

ミニランプとは、楕円を半分に切ったような形(セクション)です。
ミニランプとは、楕円を半分に切ったような形(セクション)です。

今年4月から始めて、メキメキと上達して、わずか4ヶ月ほどで、ボードに乗ることから始まり、ボードの扱い方、こけ方を会得した上で、今はトリック(技)がいくつか出来るそうです。1回の練習で3~4時間ほど集中して乗っているので部活のようです、とご両親がおっしゃっていました。

ものすごいスピードトリックを決めながら、練習を重ねていました。(ミニランプのサイズ:高さ110センチ

スケボーの好きなところは?と質問しました。

泰夢くんは、「スピードが出て、風を感じるところ」が好きだと答えてくれました。なるほど、風を気持ちよさそうに感じているように見えます。自分しか感じることの出来ない風、その風を求めて上達していくんですね。

転けると肩や肘や膝が痛いそうです。なので、肘や膝にはサポーターを付け、頭にはヘルメットを付けています。転けた時の受け身を覚えるだけでも大変そうと思いました。その受け身も見せてくれました(正座をするような体勢でした)。なるほどその体勢なのですね。でも、練習を見ていると、泰夢くんはほとんど転けず、スケボーから足が離れるぐらいで転けることはなかったです。上手になると転ける回数が少なくなるのかな?とも思います。

現在、習得したいトリック(技)は「ロックンロール」だそうです。見せてもらいましたが、まだまだ更に上手になりたいと目標を高くもっていました。彼はとても物怖じせず勇気のある元気な男の子でした。これからの未来が楽しみです。

さて、場所は変わり、

ボウルで練習をしている男の子がいました。

苫小牧市から来ていた小学六年生のしどう君です。

とても礼儀正しく立ち向かう勇気をもった少年です。
とても礼儀正しく立ち向かう勇気をもった少年です。

この日は初めてこのボウルで滑るそうです。

得意技は540(ファイブフォーティー)

これは、空中で体を1回転半する大技になります。見せてもらいましたが、スピードを出すためにボウル内で滑走し加速していき、あっという間に回転してしまい、目で追うのがやっとでした。早すぎて写真には収められませんでした。このトリックは実際に見るとものすごく迫力があり思わずかっこいい!と口に出してしまう程でした。

このボウルのサイズですが、高さが150~230センチと場所により高低差があります。横からみた写真なので、高さが違うことが分かりやすいと思います。真上から見た場合、縦12M、横10Mの楕円形の形となります。
このボウルのサイズですが、高さが150~230センチと場所により高低差があります。横からみた写真なので、高さが違うことが分かりやすいと思います。真上から見た場合、縦12M、横10Mの楕円形の形となります。

ご両親が見守る中、この大きなボウルの中で加速度を増しながら次々と大技を見せてくれました。そんな中、「フロントサイドスミスグラインド」というトリックを見せてくれました。

「フロントサイドスミスグラインド」を専門用語を使わず私的に解釈すると、

この技(トリック)は、曲面(ボウル)の縁(しどう君のスケボーが乗っている部分)でスケボーの板の裏に装着してある金具の前方部分(この場合左足側)を、縁より下に下げて後方の金具の部分(右足側)のみで縁に引っかけて滑るトリック(技)と解釈しました。

説明がなくても、見たままかもしれませんが、「フロントサイドスミスグラインド」なかなかの高度なトリックですね。柔軟性、重心、体勢、意識、度胸など、きっと様々な要因をクリアして成り立つトリックなのだろうと思いました。しどう君は大会にも出ているそうです。これからどこかの会場で見かける時があると思うと、とても応援したくなりました。

取材を終えて・・・

受付前にはスケートショップ併設してます
受付前にはスケートショップ併設してます

今回は、ホットボウルの店長さんにご協力頂き、お二人のスケボーの練習にお邪魔させていただきました。

お二組のご家族の方には貴重な練習時間にお話を聞かせて頂き、ありがとうございました。

取材後、お話を伺いました。

ここは、スケボー以外にもサーフィン、スノボーのトレーニングにも適していて、BMXやインラインスケートも楽しむことが出来る施設で、現在スケボーのクラスは、レベル別のクラスがあり、小学生が約9割、男女比は6:4ほどで参加しているそうです。

オリンピックの正式種目になったこともあり、小さなお子様にも人気があり、みなさん熱心に楽しんで練習をしているそうです。いろはは記事上では練習と表現をしておりますが・・・

店長曰く、「チャレンジする遊び」であり、参加している人たちは「可能性しかない」

おっしゃっておりました。ここからまた未来のスーパースターが生まれる可能性もあるのです。

そして、未来あるお子さんたちがチャレンジした結果、大きく成長し、新しいトリックを生み出し、その舞台を見られる日が来るかと思うと無限の楽しみと広がりがあるスポーツなのかもと思いました。ストリートカルチャースポーツの1つ、スケボーの世界を今回の取材で知ることが出来、まだ日本では馴染みが少ないかもしれませんが、ストリートカルチャースポーツをもっとみなさんが知って馴染みのスポーツになっていくようにと思います。

北海道のスケートパークは・・・

北海道にはスケートパークの数が少なく、練習や活動がしたくても整った環境がなく、またプロの方でも競技を続けていく上で、環境や金銭面でも大変苦労しているといった事情もあり、前回ご紹介したアイスタッシュさんではストリートカルチャースポーツの全体的な底上げと環境作りを応援しているとのことです。

この記事にて、少しでもスケボーに興味を持って頂けましたでしょうか。いろはは、少しずつですがトリックや専門用語を知ることが出来、競技を見に行ってみたいと思っています。知ること、見ること、経験することは面白いですね。ストリートカルチャースポーツはイズムを大切にする素敵なスポーツだと知りました。出会えてよかったです。

この度は、取材のご快諾とご協力を頂き、ありがとうございました。

【店舗情報】
Skate Park HOT BOWL(スケートパーク ホットボウル)
・住所 /札幌市北区新琴似5条16丁目4-10(札幌駅から車で約20分)
・TEL&FAX /011-765-0240
・営業時間 /13:00~21:30
・CLOSE /毎週月曜日、月曜が祝日の場合は営業
・駐車場 /HOT BOWL前に有
・アクセス /詳細はこちら
・スケートボードが初めての方でも、施設使用料と道具のレンタルもあります。何も持っていなくてもここで一式揃い始められます。(19歳以上の方はヘルメットは任意です)詳細はお問い合わせください。
・HP /こちらです
・Instagram /こちらです
・Facebook /こちらです

※こちらの情報は、2022年7月現在のものです。

最新の情報は、HP等にてご確認ください。

地域情報発信ライター(札幌市担当)

こんにちは。北海道が大スキな’’いろは’’です。 札幌を中心に、時間があれば北海道をあちこち旅して、出会いと発見に感動するたびに北海道は無双で最高なものばかりに出会います。のんびり景色を楽しみながらの散歩も大好き! 札幌ではふらっと立ち寄ったり、発見したワクドキなものを中心に発信していきたいと思います。よろしくお願いします。

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