見つけた!御影のパワースポット@綱敷天満神社【神戸市東灘区】
Yahoo!地域クリエイターの伊勢上雅世です。
阪急御影駅から徒歩10分のところにある綱敷天満神社に行ってきました。「天満」さまといえば、学問の神様。今回の目的は、受験生の娘の合格祈願です。
見どころ満載
神職の暮部さまにお話を伺うことが出来ました。
大鳥居の脇に、「綱敷天満宮」と書かれた大きな石が。
実はこれ、阪神淡路大震災の時に倒壊した御影石の大鳥居に掲げられていた神額なんです。奇跡的に、少し欠けた状態で落ちていたそうです。こんな大きな石が身体の上に落ちてきたら、と想像すると恐ろしくなりましたが、幸い怪我人も出なかったとか。
何だかとてつもないパワーを感じました。
震災の爪痕があちこちに
綱敷天満神社は、阪神淡路大震災で大きな被害がありました。手水舎は柱だけ折れて、屋根と手水鉢はほぼ原形をとどめていたそうです。
また、本殿の飾り彫りの龍神さまと鳳凰、随身像のお顔、雷神さま、牛神さま…と、奇跡的に助かったものが、とにかく多かったと伺いました。
本殿で、龍神さまを見せていただき、あまりの美しさと、何とも言えない荘厳なお姿に鳥肌が立ちました。
ちなみに筆者は、全く視えない人です。
震災復興の想いを込めて作成されたモニュメントがたくさん奉納されていました。
これは全国から来られた「神戸芸術村」の方々の作品だそうです。
その一つに
「念ずれば花ひらく」(宮内宏作:愛媛県越智郡)
の作品が、本殿前の階段下にあります。
夢叶(ゆめかなう)
本殿前の階段下、右側には「夢叶」と干支が書かれた、何やら不思議な石像が。
横の看板には
夢叶祈願作法
①夢叶盤の正面に立ち、祈願者の干支を手前に向ける。
②「念づれば花ひらく」と唱へ 夢叶盤を右まわしで三回まわし、祈願者の干支をご神前に向ける。
③心の中で願い事を三回唱へる。
④ご神前にお進み下さい。
と書いてあります。
早速、夢叶祈願してきました。
パワースポット出現
本殿の右側には十二支の置物が。こちらは、毎年その年の干支を彫って作ったもので、2019年に12年かけてやっと全て完成したとのこと。
亥年の方は、随分心待ちにしておられたようで、お問い合わせも多かったとか。
十二支の置物の真ん中には、「パワースポット」と書かれた石碑と五芒星が。
五芒星の上に立ち、干支の方角を向いたり、両手を広げて空を仰いだり、とみなさん思い思いにパワーを受け取っているそうです。
是非、綱敷天満神社に足を運んで、そのパワーを感じてみてください。
本殿へ
本来なら、御祈禱をお願いしないと入れない本殿ですが、今回は特別に中に入らせていただきました。
写真に写っている鏡は
「神様のお姿は見えないが、この鏡を通して神様にお参りせよ」
「心眼をしっかりと見開いて見よ」
「この鏡に自分自身の心を映して向き合ってみよ」
といった意味が込められていると、教えていただきました。
奥が深い。とても勉強になりました。
そして、こちらが震災で倒壊した本殿から奇跡的に助かった「龍神さま」と「鳳凰」。
みなさんにも、本当に見ていただきたい。
白龍社例祭と綱打祭
令和3年10月30日(土)15時より
白龍社で例祭が斎行されます。例祭への参加は申し込みが必要ですが、ご参拝は随時お参りできます。
また、綱敷天満神社では、全国的にも珍しい特殊神事「綱打祭」が毎年1月8日・9日に行われています。
はじめ、注連柱(しめばしら)の下に何が吊り下げられているのだろうかと、不思議に思っていました。榊の葉だそうです。
1月8日に、氏子の方々が大綱を作り、8本の矢を突き刺し、多くの榊葉(ビシャゴ)を吊るし、御幣と麻緒を付けます。
この注連柱をくぐる度にお祓いを受けていることになると、教えていただきました。
12月25日に取り外すまでの一年間、ずっと参拝に来られた方の罪穢れをお祓いしてくれるんですね。
令和4年は、土日の斎行です。
娘の合格祈願に、後利益ダルマをお分かちいただきました。まず最初に両目を入れてご加護を受けてくださいとのこと。
学業上達・試験合格は緑のダルマ。おみくじ付きです。
ダルマは7色あります。
赤 家内安全・商売繫盛
白 健康長寿・病気平癒
黒 厄除開運・災難消滅
黄 金運招福・幸運招来
桃 家内円満・恋愛成就
紫 開運招福・交通安全
歴史も古く、全てを伝えきれないほど魅力がいっぱいの綱敷天満神社。
是非、お立ち寄りください。
御祭神
主祭神:菅原道真大神
配祀神:別雷大神(ワケイカヅチノオオカミ) 蒼稲魂大神(ウカノミタマノオオカミ)
住所:神戸市東灘区御影1-22-25
電話:078-841-1150
アクセス:阪急御影駅より徒歩10分、阪神石屋川駅より徒歩10分、JR住吉駅より徒歩15分
駐車場あり(10台)