西新のお散歩ライター石井つかさです。今日は、西新でも度々テレビで取り上げられている行列ができる八百屋さんの「オレンジ」に行ってきました。

インターネット上では横尾青果となっていることが多いですが、店舗の正式名称は「オレンジ」だそうです。

なぜオレンジという看板を掲げているにもかかわらず、横尾青果と呼ばれているのかを、社長さんに尋ねてみました。

1955年創業の横尾青果を2009年に先代から店舗を受け継いだタイミングで、店舗のイメージを変えようと思いオレンジに名称変更したとのことでした。

しかし、以前の「横尾青果」というイメージが強すぎて、結局、看板ではオレンジで、ネット上では横尾青果と表記されている状態だそうです。「名前はどっちでもいいよ」と社長さんが笑って話してくれました。

オレンジ（横尾青果）では、1955年の創業時から変わらず、2代目に変わった現在も、良い野菜をできるだけ安く提供したいという思いで営業が続けられています。

この日はフルーツが激安で売られていました。 スイカが1/4で498円（税込538円）、いちごが1パック198円（税込213円）です。 近所のスーパーで価格を見てみると、この価格より3割ほど高かったので、激安ですね。

他にも野菜も一般的なスーパーより2割ほど安く売られています。

なんで、こんなに安く売れるのか、また行列ができるほどの安さにこだわっているのかを、社長さんに尋ねてみると、安く販売できる秘訣は仕入れだとおっしゃっていました。

先代から数えると、約70年間も青果販売業をやっているので、青果市場での付き合いも広く、同業者間で安く仕入れることができた野菜を共有しあったりしているそうです。

また、競りでも、しっかりと商品を見極めて少しでも安く競り落とせるよう、日々の天候や気温などをしっかりとチェックして競りに挑むということでした。

ここまで徹底的に、価格と品質にこだわるからこそ、行列ができる八百屋さんになるんですね。