本物の迎賓館 神戸LE UN(ルアン)のアフタヌーンティー
本物の歴史を感じる洋館で、一流のホスピタリティーと神戸のフレンチを牽引するグランシェフの技を堪能する、すばらしいアフタヌーンティーをご紹介します。街中から離れた広大な敷地内の建物や木々に季節と風情を感じながら、癒される時間もまたおすすめです。
大正時代の迎賓館「LE UN(ルアン) 神戸迎賓館」とは
神戸の誇り、旧西尾邸
神戸市郊外のお出かけスポット、須磨離宮公園隣接する、大正時代の迎賓館「LE UN(ルアン) 神戸迎賓館」。兵庫県の重要有形文化財にも指定された本館は、大正8年(1919年)旧外国人居留地で貿易商社を営んでいた資産家、西尾類蔵氏によって、国内外の賓客を招きもてなすために建てられました。その総面積は約10,000m²。
正門をくぐれば、緩やかな坂道のアプローチが続き、高台にセセッション様式の洋館が現れます。この壮大なランドスケープデザインに込められたのは「非日常的な世界へお招きしたい」との思いであったとのことで、その思いはそのまま、現在の神戸迎賓館へ受け継がれているのです。
贅を尽くした館に圧倒される
今回訪れてその贅を尽くした設えにため息の連続、、、。第2次世界大戦や、阪神大震災などをのりこえた本物の迎賓館です。外国人居留地でもトップクラスの貿易商や関西の財界人、文化人、華族といった本物のセレブリティが、馬車ごと通れるようにデザインされた高い天井に圧倒される入口をくぐります。
評判のフレンチのグランシェフ監修のアフタヌーンティー
一流のフレンチの一流のおもてなしをうけながら
特別な日にはこちらへと評判のフレンチレストラン。神戸の料理界を牽引するシェフのお料理と、神戸流おもてなしに心惹かれるお客様で人気ですが、この料理とともに、スイーツを堪能できるアフタヌーンティーが話題をよんでいます。
クラシックアフタヌーンティー
クラシックアフタヌーンティーの構成は、10種以上のセイボリーとスイーツ+Mighty Leafティー。
まずドリンクをセレクト。自然・健康志向の高いアメリカ・サンフランシスコ発のティーブランド「Mighty Leaf(マイティーリーフ)」。フリーフローでお代わりもでき、種類の変更も可能です。
ドリンク(紅茶)
■オーガニック・ダージリンエステート
■オーガニック・アールグレイ
■ホワイトオーチャード (ハーブ・ティー)※ノンカフェイン
■ワイルドベリー・ハイビスカス
■ジンジャー・ツイスト
■カモミール・シトラス
コーヒー ■ホットorアイス
アイスティー(アールグレイ)の準備もあるそうです。
セイヴォリーからスタート
フレンチのシェフならではのセイヴォリーからの提供です。そのどれもが、技巧がこらされ、おいしい、、、
セイヴォリー
■ズィンゴニアグリッシーニ・パルマプロシュートスライス18か月熟成パルマプロシュート
■神戸ポークとフォワグラのパテ 野菜のピクルス添え
■スモークサーモン
■アッシ・パルマンティエ
■ヴィシソワーズとコンソメゼリー パリソワール
アッシ・パルマンティエはお肉とマッシュされたポテトに焼き色をつけた温かいメニューです。ヴィシソワーズは夏の間は冷製で提供されます。
スイーツ
華やかなプレートにのってやってきました。写真は2人分です。
■自家製スコーンとジャム
■ガトーショコラ
■桃とハイビスカスのマカロン
■チーズケーキ
■アプリコットのタルト
■アーモンドフロランタン
■フランス産ペーシェヴィーニュのムース
全てがトラディショナルでありつつ、現代のニーズにあった、アクセントのきいたスイーツです。こちらだけでも大満足なのに、この後にサプライズが登場!
できたてデセールが登場
■ピーチメルバ
バニラビーンズ香るおいしいアイスクリームにフランベされた白桃が添えられています。フレンチレストランならではのできたてのデセール。
大正時代のレシピで復活!カスタードプリン
■特製カスタードプリン
大正時代のレシピで味を再現したこちらのプリン、これこそ私にとってはうれしいサプライズ!
昭和喫茶のプリンが大流行の今、こちらは昭和どころか大正時代です!
どんな味なのだろう、、、とかなり期待をして食させていただいたところ、、、おいしいです。カラメルソースの部分もありますが、プリン生地自体にもカラメルの味がいきわたっています。全体がかなり硬めで、練乳を使ってつくるベトナムのプリン、バインフランのようでもあります。
おいしくて特別で、お土産に販売していただきたいです。
プリンは定番で供されるようなので、ぜひこちらのプリンを目的にうかがってほしいほどおすすめなプリンです。
建物も、味も、ホスピタリティーもすべてが満足
セイボリーとスイーツのボリュームがたっぷりあり、そのどれも美味しく、手間がかかっていました。スタッフの方たちに、建物のことなど質問してもみなさん、いきいきと歴史や見どころを説明してくださって、こちらに来てよかったなあと実感するホスピタリティー。ぜひまた来たいという気持ちを抱きました。
これだけのボリュームとこのムードで楽しめるアフタヌーンティーが
おひとり様 3,500円(消費税・サービス料込)は申し訳ないほどリーズナブルです。
気候の良い時期はテラスでのアフタヌーンティーも楽しめます。
いかれる時はぜひゆっくりと建物や、お庭も探索してください。かつて本物のセレブリティだけが入ることができた由緒ある空間で、華やぎに満ちた時間を過ごしていただきたいです。
取材協力 : LE UN 神戸迎賓館
LE UN 神戸迎賓館
兵庫県神戸市須磨区離宮西町2丁目4−1
営業時間 11:30~17:00 ※2日前までの完全予約制
※利用時間2時間30分制なので、アフタヌーンティーの最終予約は14:30とのことです)
価格 3,500円/1人
https://www.vizcaya.jp/restaurant/news/#topics2