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1週間だけ販売された幻の「堂島ロール復刻版」と堂島ロール誕生秘話 『モンシェール』

磯貝由起スイーツコンシェルジュ・ライター・PRコーディネーター

2003年に大阪、堂島に誕生した『モンシェール』の、看板商品といえば生クリームたっぷりな『堂島ロール』。 6月16日は「堂島ロール」の日!ってご存じでしたか?

堂島ロール誕生秘話

6月16日は「堂島ロール」の日

夢がいっぱいのスイーツを提供するケーキ屋さん
夢がいっぱいのスイーツを提供するケーキ屋さん

大阪のパティスリー『モンシェール』。開業後、堂島ロールで瞬く間に人気となり、毎日堂島ロールを求めるお客さんで行列ができたことは記憶に鮮明です。
6月16日は堂島ロールの日という由縁は、 16の10は堂島の「どう」、6はロールの「ろ」=堂島ロールということで認定されたそうです。 2021年の 6月16日の“堂島ロールの日”に向けて、今年はこの時期だけの特別なロールスイーツが登場しています。

さまざまなロールケーキがならびます
さまざまなロールケーキがならびます

堂島ロールが誕生したのは思いやりの心から

その目玉は 「モンシェール」創業時の原点を知ることができる「堂島ロール復刻版」です。

一週間だけ販売されたぐるぐる巻きの復刻版
一週間だけ販売されたぐるぐる巻きの復刻版

こちらのロールケーキは本当にレア! なんと、創業時たった1週間だけショーケースに並んだという幻のロールケーキなのです。
「モンシェール」開店セールで、連日完売になってしまうほど人気を博したのがこちらのぐるぐる巻きのロールケーキ。大盛況で購入できず、落胆するお客さんを見てひらめいたのがクリームを包めるギリギリの長さまで生地を節約すれば、1本でも多くのロールケーキをお届けできるということだったのだとか。
お客様を思う思いやりから生まれたのが現在なじみのある ひと巻きの「堂島ロール」なのです。

モンシェールのおもてなしの精神がよくわかるエピソードですね。

堂島ロール食べ比べ

「堂島ロール」の思い出

並べてみると同じ生地、クリームでも違いが
並べてみると同じ生地、クリームでも違いが

さて並べて比べるという最高に幸せタイム! 
みなさんご存じの堂島ロールは、まず生地がふわふわ。クリームはまるでソフトクリームを食べているかのような、ミルク感とやさしい甘さでたっぷりたべても、もっとたべたくなる軽さがあります。北海道産の生乳を主に使用したモンシェールオリジナルクリームを、しっとりと焼き上げた卵風味豊かな生地でくるりと包んだひと巻きケーキ。生クリームが苦手な方でもきっと大好きになります。
このロールケーキを最初にたべたときは衝撃でした。

堂島ロールは衝撃的でした
堂島ロールは衝撃的でした

2003年の創業まもなく、堂島のお店のカフェでイートインしていたところ、当時店頭にでておられた社長とスイーツのお話で盛り上がりました。

「実はうちのいちおしはこのロールケーキなんです。」と出してくださったのが、今まで見たこともないようなこのひと巻き型のロールケーキでした。

たべてみてさらにびっくり、、、ふわふわの生地にとろけるようなクリームがたっぷり。こんなにおいしいロールケーキがあるんだと目から鱗の体験でした。今思えば当時も今も変わらない、モンシェールさんのホスピタリティにはいつも感動させていただきます。

ミカドモンブランも創業当時からのファンです
ミカドモンブランも創業当時からのファンです

幻のロールケーキ「堂島ロール復刻版」

そして期間限定発売の「堂島ロール復刻版」。

少し硬さがあるのでカットしやすい
少し硬さがあるのでカットしやすい

復刻版と「堂島ロール」を比べると、生地・クリームともに「堂島ロール」と同じものを使用していますが復刻版は少しスリム。ぎゅっと巻いているからですね。ふんわり焼き上げた卵風味豊かな生地が、巻かれることでしっとりとクリームと一体化。ミルクのクリームは凝縮されコクがまし、これもまた絶品。
本当にどちらも好きです。

【堂島ロール復刻版】価格:1,377円(税込)

二つの堂島ロールの “贅沢な食べ比べ”を楽しめるのは今だけです!

モンシェール Moncher 
http://mon-cher.com/
店舗一覧はこちら http://mon-cher.com/shoplist/index.shtml

取材協力:モンシェール Moncher

スイーツコンシェルジュ・ライター・PRコーディネーター

英語教室オーナーであり、好きな英語と、甘いものを楽しむ毎日。3万以上のスイーツ情報紹介。特にプリンは1万個のプリンを知るプリンの女王と呼ばれています。

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