【京都一の傳】西京漬の老舗でランチ
「西京漬」もしかしたら関西以外の人はあまり知らないのかもしれませんが、とってもおいしいんです!
西京漬で有名な京都の老舗のランチが、味も空間も、とても素敵なのでご紹介します。冬のギフトにもおすすめ!
京都一の傳
西京漬とは
京都名産の西京味噌を使った味噌床に、旬の魚や肉の切り身などを漬け込んでつくる、京都の伝統料理で、味噌漬けの一種です。 西京漬に使われる『西京味噌』とは、京都府内で作られた甘口の白味噌のことで、普通の味噌に比べると塩分が控えめで甘味が際立っています。
錦市場から柳馬場通りを上がった所にある町屋づくりの本店「京都一の傳」。こちらの西京漬が好きで好きで、、、。
昭和2年の創業以来、手作りにこだわった独自の西京漬をつくり続けている老舗。1階では銀だら、さわら、金目鯛などの西京漬等を販売。ギフト用品も多彩にそろいます。年末年始の贈り物にもよいですね。本店でも購入できますし、JR京都駅前のJR京都伊勢丹にも、この夏お店がオープンし、新幹線や電車にのる直前にも購入しやすくなりました。
2階のレストランの空間
本店 2階のレストランでランチを提供しています。風情ある町家らしくゆったり寛げる上品な空間が広がっています。私たちは個室でステンドグラスが素敵な個室に案内されました。椅子席なので年配の方も助かります。他にも掘りごたつ席やテーブル席などがあります。
11月の月替わりのコース
霜月の御膳
一品一品丁寧に、趣向を凝らした懐石料理を味わえるランチをいただきます。
一、季節の前菜盛り合わせ
美しく、趣向が凝らされすべてがおいしい!ぷりぷりの甘エビや、雲丹醤油をつけていただく脂ののった鰤。おばんざいも上品で京都では人参葉のお浸しが一般的にたべられているそう。茶碗蒸しの下には、蕎麦掻が潜んでいてボリュームも。
スイーツ好きな私がびっくりしたほど和栗のきんとんがおいしくて、、、お土産に販売してほしいです。
一、蟹真丈の椀
一、白子豆腐揚げ出汁
一、銀だらの『蔵みそ焼』
こちらが西京焼き。私も初めて食べた時には感動しました。こちらの西京焼の味噌床は、京都の老舗から特別に取り寄せた西京味噌を基に、伏見の蔵元が作る本格純米酒や木樽仕込みで熟成させた醤油を混ぜ合わせて作っているそう。
ギフトではいろいろな種類の魚がありますが、レストランでは希望される方も多く、通年で銀だらを提供しているとのこと。初めて西京漬を食べるという人にもぜひこちらで、一度食べてみてほしいです。
一、丹後産こしひかりの『土釜炊きご飯』、合わせ味噌椀、京漬物
料理をオーダーしてから炊き上げる土鍋ごはんはつやつや。
一、栗ロールケーキ
良い栗の味を活かすクリームを、活かすためのロールケーキと聞いたのですが、なるほど!この和栗のクリームがおいしい~。ロールケーキなのにモンブランをたべているような栗を感じます。
なんてすばらしいコースなんでしょう、、、夜の営業もあれば、ぜひお酒ともあわせたいな。
だしを活かした一品料理
コース以外に一品もいただきました。これがお値打ちです!
出汁巻き卵 580円(税込)
もう大好き。京都の出汁巻は甘くないのが良いのです。切り分けるとお出汁が溢れるほど、お出汁がたっぷり。ふわふわに巻き上げています。一番出汁の濃厚な旨みと卵の美味しさ、ふんわり滑らかな食感がプロの味。
阿波尾鶏(あわおどり)蔵みそ焼 880円(税込)
阿波尾鶏は、低脂肪で適度な歯ごたえがある身質と豊富な旨み成分が特徴の徳島県のブランド鶏。秘伝の味噌床にじっくりと漬け込むことで、甘味が増しジューシーになっています。
生麩田楽 680円(税込)
4本ってかなりのボリュームなんです。それでこのお値段ってリーズナブルです!京都の伝統的な食材、生麩4種(餅麩、蓬麩、南京麩、胡麻麩)の味噌田楽。西京味噌の甘さがほんのり活きています。
感想は「とにかく素敵」
ランチというよりも、西京焼を中心とした京懐石がコース仕立てで提供されるとてもお値打ちなお昼ごはん。上品なお料理の数々が美味しく、とっても綺麗で五感で楽しめるお食事です。骨董すきな私にとっては和洋折衷な空間もご馳走でした。
なお、『京都一の傳』のメンバーカード「家内喜カード」を発行してもらうと、その日のお食事から「5%割引」に、お買い物は「10%割引」になります。ギフトやお持ち帰り品などお買い物も割引があるので絶対お得ですね!
取材協力:京都一の傳
京都一の傳 本店
京都市中京区柳馬場通り錦上る十文字町435番地
地下鉄四条、阪急烏丸、阪急河原町駅から徒歩8分
お食事・・・11:00〜16:00(L.O.14:30)、お買い物・・・11:00〜18:00
水曜休
https://www.ichinoden.jp
休日や観光シーズンは込み合いますので、事前の予約をお勧めします。