住宅街である大阪北摂の人気イタリアン『ロベルトカレラ』が、大阪の中心、北新地に新店オープン！ファミリー層中心の本店とはまた異なる大人の隠れ家と、話題になっています。大阪北摂の人気店が繁華街へという新たな取り組みをご紹介します。

『エンメエッセ 』

大阪北摂の人気イタリアン『ロベルトカレラ』の新しい挑戦

JR 北新地駅、地下鉄淀屋橋駅からもすぐ。以前人気イタリアンレストラン『トムクリオーザ』があった跡地といえば食通の方はすぐわかる場所に、2023年3月オープンした『エンメエッセ 』。
こちらは北摂で人気のイタリアンレストラン『ロベルトカレラ』の姉妹店です。
北摂のお店は住宅街らしく比較的カジュアルでファミリーも訪れやすいお店ですが、
こちらは北新地という場所らしく、大人の隠れ家的なお店です。
そして北新地にありながら意外なほどに、リーズナブル。

７月のコース11000円　その内容は！

飲み放題はプラス4000円

今回は飲み放題をプラス。とっともリーズナブルで飲み放題　¥4000（サ.税込）！
（ビール、白ワイン、赤ワイン、ノンアルコールビール、ソフトドリンク、カンパリソーダ、カシスソーダ）
お料理は20時からはアラカルトでの提供も可能。

アミューズ　桃とトマトのソルベ、トマトと焼き茄子のテリーヌ

桃のソルベなんですがデザートっぽくない！夏らしく食欲をそそる２品です。

生ハム

シェフが長年かけて厳選したフランス、ラボリー社の放牧した豚の無添加の生ハムを、繊細にスライス。レースのようなふわっとした口当たりは唯一無二。添えられているのはイタリア産水牛モッツァレラ。

自家製のフォッカチャにのせていただきます。

一つ目の前菜　剣先イカのカルパッチョ　イカ墨のレース

この繊細ないか墨のレースにはわーっと声があがりました。なんと４年かけて創り出したとのことでチーズの香りとこくがアクセントになっています。
長崎のイカが甘い！その下にはきゅうりや枝豆、大葉の新芽。全体ににんにくが聞いていて、ペペロンチーニのような味。　

冷製パスタ　　　冷製マスカルポーネ　仏産マスの卵、自家製カラスミがけ　とうもろこしのチャルダのせ

綺麗！
マスカルポーネと自家製コンソメをベースに、とうもろこし、クスクスから作られたチップス。上には鱒の卵と自家製カラスミを惜しげもなく。クリーミーだけどさらっとしているのは、生クリームを使っていないからですね。夏らしいさっぱりさわやかなホワイトソースでとっても美味しい。

２つめの前菜　　穴子のマルサラ煮と里芋

穴子は甘口のマルサラ酒とバルサミコ酢で炊かれています。その下には出汁で炊いた後に素揚げした里芋。この里芋がほこっとして美味しい！穴子らしいたれは和の素材をつかっていないけれどどこか和風で、山椒がぴりっとしたアクセントに。

魚料理　　　アコウのポワレ　カワヅ海老のソース

外側がかりかりと焼かれた徳島県のアコウは、なかはふっくら。カワズ海老のアメリケーヌソースはやはり和を感じさせるさらっとした食べやすいソースで、そこに行者ニンニクのオイル煮が香り高い。

お口直し　　グラニテ

私たちはグラニテでしたが、現在は冷製の野菜の炊いたんになっているそうです。

メイン　但馬牛（太田牛）ヒレ=但馬牛のヒレのビステッカ 　(コースにプラス5000円）

但馬牛の上位ランクの太田牛のヒレ肉。なるほどこれが、、、とうなるほど美味しい！赤身なのにとろけそうにやわらかく、また脂の部分の火通しがかりかりとしていて最高なんです。

やっぱり赤ワインとあう！

徳島産　鮑と貝のリゾット　バジル風味　　　

本来はここで自家製手打ちパスタなのですが、この日はパスタでなくリゾットでした。鮑の肝がこくのあるソースとなっていて鮑も肝も大好きなのでたまりません。

デザート　　ロベルトカレラ名物のプリン

本来の選択肢はバニラのジェラートと季節のフルーツまたは、ロベルトカレラ名物　ココナッツ風味のパンナコッタなのですが、事前予約で同じ値段で ロベルトカレラ名物のプリン提供も可能とのことなので予約しました。

このプリンがとにかく美味しいのです！

みためは一見、昔ながらの固めプリンなのですが、食べるとやっぱりこれはイタリアンドルチェ。卵黄を使ったプリンは、こくがありまったりして絶品です。
お持ち帰りしたい！またアラカルトで常においてほしいです。

こちらは友人のオーダーしたパンナコッタ。あっさりした夏仕様なスイーツでした。

今回はメインを太田牛に変えたので̟プラス5000円とはいえ、それにしてもこれほどの内容でコース基本11000円はあまりにもお得すぎる、、、。
探求心旺盛で研究熱心なシェフは近畿とその周辺の食材と、文化の素晴らしさをイタリア料理で表現し、関西で食事をする楽しさを実感してほしいという想いで日々料理を提供しておられるそう。
是非メニューが変わるたびに来たい！またアラカルトの時間にもお気に入りの一品と、シェフとのお話を楽しみにうかがいたいとおもうような素敵なイタリアンレストランです。

取材協力：エンメエッセ