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【神戸市】ロケ地巡りとして訪問したい神戸税関

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神戸税関の印象的な重厚感ある建物。この昭和2年に建てられた建物が持つ雰囲気の重々しさに足を踏み入れるのにはどこか遠慮しがちになりますが、実は神戸税関内にある広報展示室はどなたでも自由に見学可能です。またここは映画やドラマなどの撮影にもよく使われている場所でもあります。そこでロケ地巡りとしても神戸税関に出かけてみませんか?

印象的なロビーのタイルはロケ映えスポット!?

神戸税関のロビー。ここで撮影された映画やドラマは数多い。
神戸税関のロビー。ここで撮影された映画やドラマは数多い。

税関の東門で名前などを記入して入庁手続きを済ませてから建物に入りまず見えてくるのがタイル敷きのロビーです。外観からも見える円柱の時計塔にあたる場所です。この場所を舞台に撮られた作品は多く、ロケ映えスポットと言ってもいい場所です。見学時は、このロビーを通り広報展示室に向かいます。

(上の写真は特別公開時に2階から撮影したもの。通常見学時は2階には入れません。)

神戸税関の時計塔を一階から見上げたところ。
神戸税関の時計塔を一階から見上げたところ。

こちらは一階のロビーから円柱の時計塔部分を見上げたところ。天井の彫刻などのレトロな雰囲気からも明治から昭和初期を時代背景にした作品のロケ地に選ばれる理由がよくわかります。

神戸税関ロビー。
神戸税関ロビー。

このロビーを舞台にしたシーンが撮られた作品は多く、最近ではNHK 土曜ドラマ『探偵ロマンス』にて新聞社内としてのシーンで登場しました。その他、映画『日本のいちばん長い日』、『天外者』、NHK朝ドラ『まんぷく』などでも登場する場所です。

個人的には『日本のいちばん長い日』にて畑中少佐(松坂桃李)がこのロビーを通り二階に駆け上がり司令官室に入っていくシーンの印象が強く、映画に映ったこの場所をよく覚えています。初めてこのロビーに入ったときには映画のシーンと同じ場所に立てたという不思議な感覚を味わえました。

神戸税関をロケ地にした作品は他にも『海賊とよばれた男』、『アルキメデスの大戦』、『スパイの妻』、『ALWAYS 三丁目の夕日’64』などがあります。作品を見てから行くのもよし、見学に行ってから作品を鑑賞するのもいいでしょう。ロケ地に実際に行ってから作品を見るとまた新たな発見があるかもしれません。

広報展示室で税関について知ろう

広報展示室入り口。
広報展示室入り口。

神戸税関が私たちに見学を許可してくれているのはこの広報展示室を通して税関の業務や密輸の実態についての広報が目的のはず。ここまで記事ではロケ地巡りをメインに紹介してきましたが、現地に行った際には広報展示室でしっかりと税関についても見学してみましょう。

広報展示室の展示。密輸の取り締まりの実態などが詳しく展示されている。
広報展示室の展示。密輸の取り締まりの実態などが詳しく展示されている。

広報展示室では、貿易、密輸の取り締まりなどの展示や映像などを鑑賞できるようになっていて広く税関業務について知ることができます。これまで一般にはあまり馴染みの少ない税関ついて知ることができる社会見学としてもよい機会となります。

ロケ地巡りという切り口で興味を持ちながらも神戸税関を訪ねてみてはいかがでしょうか。

神戸税関広報展示室見学

  • 住所 〒650-0041神戸市中央区新港町12-1
  • アクセス JR・阪神・阪急・地下鉄 三ノ宮駅より徒歩 15分
  • 開館時間 月曜~金曜(土曜日曜祝日除く) 8:30~17:00
  • 料金 無料
  • 公式サイト 神戸税関 広報展示室見学

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神戸大好きの皆さん、こんにちは!Best Kobeは「大人の知的好奇心を満たす神戸の記事」をお届けするWebメディアです。 執筆者は著書も多数ある経験歴長いフォトライターです。また歴史的文化遺産の保存を推進する兵庫県ヘリテージマネージャーの肩書も。神戸港開港以来の深い歴史や多彩な文化からなるトピックをわかりやすく伝えるように心掛けています。 さらに、サブカルチャーやイベント、季節の出来事など神戸の街を歩いて見つけたニュースもお届けします。Best Kobeを通じて魅力的な神戸を楽しんでもらえたら嬉しいです。

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