Yahoo!ニュース

【神戸市中央区】水曜限定、創立120年迎えるINDIA CLUBの北インドカレー

Best Kobe大人の知的好奇心に刺さるWebメディア(神戸市)

神戸の北野坂に水曜日だけ食べられるインドカレーがあります。ここで出されるカレーはマイルドな味の北インドカレー。そのカレーを紹介しつつ、水曜だけしか食べられない謎も解説していきます。

THE INDIA CLUBは1904年に創設されたインド人のためのコミュニティクラブ

北野坂にあるINDIA CLUB。
北野坂にあるINDIA CLUB。

THE INDIA CLUBは北野坂を上がりかけた途中にあります。ゲートには名前が入っているものの、入り口は奥まったところにあるため場所は目立たないかもしれません。

SINCE 1904とあるように約120年の歴史を持つ社交クラブ。
SINCE 1904とあるように約120年の歴史を持つ社交クラブ。

このTHE INDIA CLUBはそもそも1904年に神戸に住むインド出身者の互助会的な組織としてオリエントクラブという名称で発足。その後、INDIA CLUBと改称され現在に至ります。

2024年には創立120年という老舗の外国人倶楽部で、本来なら私たち日本人は用事がない限りは入れない場所。しかし、日本人とインド人の間にもっと友好の架け橋的な場を持てないかと、現在のマネージャーたちが考えて2013年から週一回のランチサービスを提供するようになったとのことです。

INDIA CLUB内のメモリアルホール、ここでランチを食べられる。
INDIA CLUB内のメモリアルホール、ここでランチを食べられる。

ランチは建物の2階にあるメモリアルホールが会場。ホールには円卓があり自由な場所でランチが食べられます。

ランチは3種類、テイクアウトもOK

ランチメニュー。
ランチメニュー。

ランチは3種類ですが、いつもお客さんたちのオーダーを見ているとBセットとCセットが人気メニューのようです。すべて持ち帰り用にテイクアウトが可能です。

Cセットのボリュームセット。ナンとライス、カレー2品がついてくる。
Cセットのボリュームセット。ナンとライス、カレー2品がついてくる。

こちらはCセット。ナンとサフランライス、それにカレーが2品選べます。右側のカレーはチキンキーマ、下側は野菜ミックスカレーです。それに加えて小さなパコラと野菜もあるのでかなりボリューミィーな組み合わせです。

Bセットのクラシックセット。これでも十分お腹いっぱいに。
Bセットのクラシックセット。これでも十分お腹いっぱいに。

こちらはBセット。ナンとライスのどちらかを選べて、カレーは1品になります。このカレーは豆カレーになります。ここでのカレーには生クリームやヨーグルトを入れているとのことでマイルドな味付けになっています。辛くて食べられないということはほぼないでしょう。

食後にはホットチャイが出されます。個人的にはこのチャイを飲んでいるときがここにランチを食べに来て、最も心落ち着く時間。和食のあとにお茶を一服して落ち着くように、カレーの後はチャイですね。

手さばき良く焼き上げるナン

手早くナンの生地をを広げる。
手早くナンの生地をを広げる。

今回特別にナンを焼くところを見せてもらいました。まず生地を素早く手で伸ばします。

釜で焼くこと1分、あっという間にナンが焼きあがる。
釜で焼くこと1分、あっという間にナンが焼きあがる。

約350度に熱せられた釜の縁に広げたナンを張り付けます。そして蓋をして約1分で焼きあがりました。生地を広げるところからあっという間にナンは焼きあがります。

ナンを焼いてくれたSatishiさん。
ナンを焼いてくれたSatishiさん。

ナン作りを実演してくれたのは、インド出身のSatishiさん。THE INDIA CLUBの厨房で10年間調理の腕を振っているコックさんです。いつも美味しくカレーいただいています。

日本人とインド人の友好の架け橋のため設けてくれている週一回のランチサービス。インドに興味ある方、カレー好きな方はぜひ足を運んでみてはいかがですか。

インドクラブ 水曜ランチサービス

  • 住所 〒650-0003 兵庫県神戸市中央区山本通1-7-15
  • 営業時間 水曜日 11:00-14:00 (ただし貸切等で開催できない場合もあり。事前確認してからの来店をお勧めします)
  • Tel 078-221-8525

インドクラブ公式サイト

大人の知的好奇心に刺さるWebメディア(神戸市)

神戸大好きの皆さん、こんにちは!Best Kobeは「大人の知的好奇心を満たす神戸の記事」をお届けするWebメディアです。 執筆者は著書も多数ある経験歴長いフォトライターです。また歴史的文化遺産の保存を推進する兵庫県ヘリテージマネージャーの肩書も。神戸港開港以来の深い歴史や多彩な文化からなるトピックをわかりやすく伝えるように心掛けています。 さらに、サブカルチャーやイベント、季節の出来事など神戸の街を歩いて見つけたニュースもお届けします。Best Kobeを通じて魅力的な神戸を楽しんでもらえたら嬉しいです。

Best Kobeの最近の記事