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【神戸市灘区】桜開花宣言! 標本木のある王子動物園の桜を見てきた

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神戸地方気象台が2023年3月24日に神戸市の桜の開花宣言を発表しました。そこで桜の標本木のある王子動物園の桜の木を取材に行ってきました。

なぜか開花が遅い標本木

今年から新たに標本木となった桜の木。
今年から新たに標本木となった桜の木。

今年から標本木が新しくなりました。王子動物園のパンダ舎の入り口にある桜の木がその標本木です。

開花宣言日より早くちらほらと至る所で桜が咲いているのに気がついていた方も多いはずでしょう。その割にはなかなか開花宣言が出ないなと思っていた方もいるのではないでしょうか。

標本木の開花状況。ほとんど咲いている花はない。
標本木の開花状況。ほとんど咲いている花はない。

それもそのはず、開花宣言の日でさえ標本木の桜の花はほとんど咲いていない状態でした。それでも数輪は開花しているものがあり、開花の目安数に達していたので開花宣言が出された模様です。

他の桜の木は早いものは五分咲きと言った感じの木も。
他の桜の木は早いものは五分咲きと言った感じの木も。

園内の桜の木を見て回るとこんなに開花が進んでないのはなぜか標本木だけのように見えました。他の桜はすでに開花していて早いものは五分咲きといった木もあります。たまたま今年は標本木の咲き具合が遅かったようです。

園内で出迎えてくれる桜の木はなんと約480本

ゾウ舎の前にある桜の木。
ゾウ舎の前にある桜の木。

桜を中心に園内を見て回って気がついたのが桜の木の多さです。担当の方に伺ったところ、園内には約480本の桜の木があるとのことです。つまり園内にある木々の多くは桜の木で、それがこれからいっせいに花を咲かすわけです。桜の季節に王子動物園に来なくていつ来るのと言っていいくらい、ここはお花見スポットでもある動物園なんですね。

カンガルーはお花見のベストポジションをキープ。
カンガルーはお花見のベストポジションをキープ。

これだけ桜の木があると単にお花見だけではなくいろいろな楽しみ方ができそうです。動物と一緒に桜を撮れる撮影スポットを探したり、桜のトンネルの通りを歩いたりと桜の中で有意義な時間が過ごせそうです。

枝垂れ桜も園内にはある。
枝垂れ桜も園内にはある。

園内の桜の多くはソメイヨシノですが、中には枝垂れ桜も植わっています。春の花を園内で探してみるのも楽しそうです。

北園前の通りは桜のトンネル状態。
北園前の通りは桜のトンネル状態。

なかでも個人的に気に入ったのが北園前にある通り。通りの両側に桜の木がありまさに桜のトンネルをくぐるかのよう。ちなみにここは4月に限定で行われる夜桜通りぬけの終盤のルートです。夜桜のライトアップではさらにゴージャスに見えそうです。

パンダ舎の前にある桜。タンタンも休園時にはこの桜を眺めているはず。
パンダ舎の前にある桜。タンタンも休園時にはこの桜を眺めているはず。

王子動物園と言えばパンダのタンタンが気がかりですが、パンダ舎の前でも桜が咲いていました。タンタンは休園時はパンダ舎の外に出ているとのことなので、きっとこの桜を目にしているのではないでしょうか。

神戸市立王子動物園

公共機関アクセス

  • 阪急電車「王子公園」駅より西へ徒歩3分
  • JR「灘」駅より北へ徒歩5分
  • 阪神電車「岩屋」駅より北へ徒歩10分
  • 神戸市バス92系統「王子動物園前」バス停下車すぐ

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神戸大好きの皆さん、こんにちは!Best Kobeは「大人の知的好奇心を満たす神戸の記事」をお届けするWebメディアです。 執筆者は著書も多数ある経験歴長いフォトライターです。また歴史的文化遺産の保存を推進する兵庫県ヘリテージマネージャーの肩書も。神戸港開港以来の深い歴史や多彩な文化からなるトピックをわかりやすく伝えるように心掛けています。 さらに、サブカルチャーやイベント、季節の出来事など神戸の街を歩いて見つけたニュースもお届けします。Best Kobeを通じて魅力的な神戸を楽しんでもらえたら嬉しいです。

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