JR神戸線には川の下を鉄道が走る箇所が何か所かあります。神戸で川の下を鉄道を走るのは住吉川トンネルです。その住吉川トンネルを見に行ってきました。

知れば珍しい天井川になっている住吉川トンネル

平地の高さより高い場所を流れる川のことを天井川と呼びます。それは民家の天井よりも高いところにある川ということからついた名称だそう。その天井川の状態になっている鉄道トンネルが住吉川鉄道トンネルです。橋の上にはトンネルの解説板も設置されています。

上の写真が住吉川です。この下がトンネルになっていて電車が走り抜けていきます。この川の周りにだけいると電車がこの下を走っていることなんて想像にもおよびません。

しかし、橋のたもとにきてみると下には線路があり、電車が通っています。なにも知らずにこの場所に来れば橋の下を電車が通っている場所にすぎないと見過ごしがちですが、これは川の下を電車が走るというとてもレアな場所にある鉄道トンネルなのです。

橋から住吉川トンネルの線路脇に降りるとそこは広場になっていて間近で電車を見ることができます。この住吉川の他には芦屋川の下が同じように天井川の鉄道トンネルになっています。

なかなか写真だけでは伝わりにくいところもあるのですが、実際にこの場所に行ってみて川の流れる橋の上と線路を見比べてみるとなるほど川の下に鉄道が走っているということがより実感いただけるはずです。ぜひここを訪ねて天井川はどういうものなのか見学なさってみてはいかがでしょうか。