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【神戸市】日本シリーズ初日 阪神とオリックスどちら寄りか微妙な立ち位置の神戸の雰囲気を見てきた

Best Kobe大人の知的好奇心に刺さるWebメディア(神戸市)

今年の日本シリーズは関西対決となりました。そんな中どちらを応援するか微妙な立ち位置の街が神戸です。阪神タイガースは兵庫県のチームですが、地域でいえば西宮、尼崎が熱く盛り上がっているエリア。オリックスは、大阪に本拠地がありますが、それ以前は神戸が地元だったチーム。そんな関係性の中、日本シリーズの初日の神戸の街の雰囲気はどちらのチームを推しているのか、それを確かめに行ってきました。

阪神電車はなんぱ線シリーズで両チーム平等に

阪神とオリックスのエンブレムの関西ダービーの副標をつけて走る阪神電車。
阪神とオリックスのエンブレムの関西ダービーの副標をつけて走る阪神電車。

今回の関西対決の日本シリーズで最も恩恵を受けそうな会社は阪神電車ではないでしょうか。阪神とオリックスそれぞれのホーム球場の最寄り駅は、阪神本線の甲子園駅と阪神なんば線のドーム前駅。しかも両駅の距離はたった13・4キロ。阪神なんば線を使えば簡単に行き来できできるので、今回のシリーズは「なんば線シリーズ」と阪神電車をうたっています。

神戸三宮駅に貼られたなんば線シリーズのポスター。
神戸三宮駅に貼られたなんば線シリーズのポスター。

阪神電車としては当然阪神タイガースを推したいところでしょうが、神戸三宮駅にはなんば線シリーズのポスターだけが貼られていました。阪神線と近鉄線がつながる阪神なんば線の神戸の駅ではどちらのチームも平等にといったところでしょうか。

さんちかコンコースにはオリックスの特大ポスター。
さんちかコンコースにはオリックスの特大ポスター。

神戸三宮駅の改札を出てさんちかのコンコースに出るとここにはなんとオリックスの特大ポスターが壁一面に貼られていました。これまで神戸に本拠地を持っていたオリックスを応援している雰囲気がここでは感じられました。

三宮の街には日本シリーズの雰囲気は・・正直ない

神戸阪急には日本シリーズに関する垂れ幕はない。
神戸阪急には日本シリーズに関する垂れ幕はない。

地上に出て三宮駅前の神戸阪急百貨店の垂れ幕をチェックしてみました。先にセ・リーグ優勝を果たした阪神タイガースの優勝の垂れ幕が以前はかかっていましたが、日本シリーズに関する垂れ幕はありませんでした。阪急といえばオリックスバファローズの前身の親会社ですが、現在は阪急阪神ホールディングスの中にある企業のひとつ。どちらにも肩入れはしないで応援しようというスタンスかもしれません。

オリックス球団直営のショップB-WAVE。
オリックス球団直営のショップB-WAVE。

オリックス球団直営のショップB-WAVEは、日ごろもお客さんの出入りが多かったように感じました。ここでグッズを購入してこれから大阪ドームに観戦に向かう方が多かったのかもしれません。店内も少しそわそわした雰囲気がありました。

神戸市内の関西スーパーのポスター。
神戸市内の関西スーパーのポスター。

神戸市内のある関西スーパーに立ち寄ってみたところ、どちらのチームが優勝しても優勝が決まった翌日からセールを開始するというポスターが貼られていました。野球にあまり関心のない方にとってもみればどちらが勝ってもセールがあればいいやというのも本音かもしれません。

あまり日本シリーズの雰囲気は感じられないシリーズ初日の神戸の街でした。さて、関西ダービーの日本シリーズ、どのような展開になるでしょうか。

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神戸大好きの皆さん、こんにちは!Best Kobeは「大人の知的好奇心を満たす神戸の記事」をお届けするWebメディアです。 執筆者は著書も多数ある経験歴長いフォトライターです。また歴史的文化遺産の保存を推進する兵庫県ヘリテージマネージャーの肩書も。神戸港開港以来の深い歴史や多彩な文化からなるトピックをわかりやすく伝えるように心掛けています。 さらに、サブカルチャーやイベント、季節の出来事など神戸の街を歩いて見つけたニュースもお届けします。Best Kobeを通じて魅力的な神戸を楽しんでもらえたら嬉しいです。

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