三宮は地名にもなっていて誰も知る名称ですが、三宮神社の名が由来です。その三宮神社は、一宮から八宮までの神戸八社の神社のひとつ。六宮神社は八宮神社に合祀されていて、現在は7つの神社が神戸市内にあります。2024年の初詣には一宮から八宮まですべてを巡り神戸八社をコンプリートしてみてはいかがでしょうか。

一宮神社

北野坂の東側にあるのが一宮神社。田心姫命（たごりひめのみこと）がご祭神です。生成発展、航海交通安全、厄除の守護神として崇められています。

二宮神社

二宮神社の所在地は二宮町と地名にもなっています。天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)がご祭神です。

三宮神社

大丸神戸店のほど近い場所にある三宮神社。関西最初の鉄道が作った駅が三宮神社近くの三ノ宮駅だったという立地条件などもあり八社のなかでも「三宮」が最も知名度が上がり現在に至ります。瑞津姫命(たきつひめのみこと)がご祭神です。

四宮神社

兵庫県庁近くにある四宮神社。現在は高層マンションにはさまれるような形で鎮座しています。花隈界隈が花街で賑わっていた頃は花隈芸者育ての守り神と言われたこともあったそう。市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)がご祭神です。鬼門鎮護、水商売、厄除の守護神としてあがめられています。

五宮神社

こちらも五宮町の地名の由来となった五宮神社。天穂日命(あめのほひのみこと)がご祭神です。

七宮神社

七宮神社は、大己貴尊(おおなむちのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)がご祭神です。航海安全、土地開発、縁むすび、厄除の神様として崇められています。

八宮神社　六宮神社合祀

八宮神社の西側に六宮神社がありましたが、1909年(明治42年)の楠高等小学校の新設の際に八宮神社に合祀され現在の形になりました。本殿はひとつですが、北側が六宮神社、南側が八宮神社となっています。