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【神戸市】見られるのは今だけ 大正時代のレトロビル側面が全面見えます

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大正時代に建てられた松尾ビル。

神戸元町商店街にある大正時代に建築されたレトロビルの側面全域が外観から見えています。これは隣の建物が改築のため解体されているためで、建築工事が始まるまでの期間限定の状態です。

大正時代に百貨店だったビル

2023年2月頃。
2023年2月頃。

このレトロビルは大正時代に建てられた松尾ビル。テナントビルとして現役です。建築当時は小橋呉服店として使われていました。今でいう服飾、雑貨、食料品などを取りそろえる百貨店として開業したビルです。
松尾ビルの隣には、旧ホテルシェレナ西館がありましたが現在は解体され跡地にはマンションが建築中。建築現場の防護壁が外れたことにより松尾ビルの外観が外からも見えるようになっています。この一年近くの外観の見え方を比較してみましょう。

2023年5月頃。
2023年5月頃。

2023年5月頃は防護壁も半分くらいの高さになり、ビルの半分も見える状態になっていました。

2024年1月。
2024年1月。

そして2024年1月現在にはビル建設予定地も更地になり、松尾ビルの側面がすべて見える状態になっています。この状態でビルが見えるのも建築工事が始まるまでのわずかな期間だと思います。
松尾ビルの場所は元町商店街西詰入り口近く。ここにビルが建ってしまった後にはもう見られない貴重な眺めです。

松尾ビル
神戸市中央区元町通6丁目5-8
アクセス 阪神電車 西元町駅西口出口 徒歩約1分

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神戸大好きの皆さん、こんにちは!Best Kobeは「大人の知的好奇心を満たす神戸の記事」をお届けするWebメディアです。 執筆者は著書も多数ある経験歴長いフォトライターです。また歴史的文化遺産の保存を推進する兵庫県ヘリテージマネージャーの肩書も。神戸港開港以来の深い歴史や多彩な文化からなるトピックをわかりやすく伝えるように心掛けています。 さらに、サブカルチャーやイベント、季節の出来事など神戸の街を歩いて見つけたニュースもお届けします。Best Kobeを通じて魅力的な神戸を楽しんでもらえたら嬉しいです。

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