【神戸市】国登録有形文化財の建物「岡方倶楽部」の神戸市歴史公文書館(仮称)への整備が始まりそうです
昭和2年建築の岡方倶楽部が公文書館として活用される予定
江戸時代に北前船、尾州廻船など瀬戸内海運で栄えた兵庫津。大阪奉行所が兵庫津を三分割した行政区分の名称が岡方。その岡方は海運、陸運で繁栄しました。江戸時代の繁栄時に商人の社交場として岡方惣会所ができ、その跡地に新たな社交場として昭和2年に建てられたのが現存している岡方倶楽部の建物です。
岡方俱楽部の建物は2018年に国の有形文化財として認定されます。その後、この建物は神戸市歴史公文書館(仮称)として整備を進めていることが神戸市から公表されています。
現在は建物の周辺は柵で覆われていますが、その柵には兵庫区近代化建築VRの案内板も設置。これはスマホにアプリを入れ、岡方倶楽部などのVRコンテンツが楽しめるというもの。現物を目の前にVRでバーチャル体験できるのも楽しそうです。
岡方俱楽部の柵に付けられた建築計画書によれば、増築の着工は2024年3月下旬。この記事が公開されて約一か月後には工事が始まる予定。完成予定は2025年10月となっています。
貴重な歴史資料等を保管する公文書館、岡方倶楽部の建物を活用してどのような形で生まれ変わるのか楽しみです。
岡方俱楽部
神戸市兵庫区本町2-3-46
よみがえる兵庫津連絡協議会サイト