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【神戸市】「アルタニア」として神戸港に初入港 元はダイアナ妃が名付けた船でした

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中突堤に停泊するアルタニア。

37年前の「ROYAL PRINCESS」時代に神戸港に入港していた

ARTANIAの船首。
ARTANIAの船首。

2024年3月6日に神戸港に初入港した「アルタニア(ARTANIA)」。44,697トンの客船です。船体のパステルグリーンのラインが目に鮮やかに感じます。

アルタニア船尾。
アルタニア船尾。

今回「アルタニア」の船名としては神戸港に初入港ですが、船自体は過去に神戸に入港しています。この経緯を説明すると、この船は故ダイアナ妃が「ROYAL PRINCESS」と名付けたイギリス船籍の客船でした。1984年に建造され、1987年4月に神戸に入港しています。しかし、その後船の運行会社が変わり船名も「アルタニア」になり現在に至っています。

アルタニアの前に飾られる「ROYAL PRINCESS」の模型。
アルタニアの前に飾られる「ROYAL PRINCESS」の模型。

数奇な運命というか、船の転籍も様々な背景を持つことを今回知りました。名前は変われど、初入港からは37年ぶりに神戸港に入港したわけですから、「お帰りなさい」と言ってあげたほうがいいのかもしれません。

「ARTANIA」の名前が付けられた船体。
「ARTANIA」の名前が付けられた船体。

いまは「ARTANIA」と付けられたプレートの部分にかつては、「ROYAL PRINCESS」と書かれていた時代もあったかと思うと故ダイアナ妃の顔がどこか思い浮かびます。

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神戸大好きの皆さん、こんにちは!Best Kobeは「大人の知的好奇心を満たす神戸の記事」をお届けするWebメディアです。 執筆者は著書も多数ある経験歴長いフォトライターです。また歴史的文化遺産の保存を推進する兵庫県ヘリテージマネージャーの肩書も。神戸港開港以来の深い歴史や多彩な文化からなるトピックをわかりやすく伝えるように心掛けています。 さらに、サブカルチャーやイベント、季節の出来事など神戸の街を歩いて見つけたニュースもお届けします。Best Kobeを通じて魅力的な神戸を楽しんでもらえたら嬉しいです。

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