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【神戸市】「神戸ポートピア博覧会」にあったUCCの巨大コーヒーカップの跡地はここ

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巨大コーヒーカップはUCCコーヒー博物館として存続していた

UCCコーヒー博物館のプレート。
UCCコーヒー博物館のプレート。

1981年に開催された「神戸ポートアイランド博覧会」、通称「ポートピア」の当時のパビリオンから存続している建物は少ないです。その限りある「ポートピア」当時と同じ場所に現在も残る建物がUCCコーヒー博物館です。

UCCコーヒー博物館の全景。
UCCコーヒー博物館の全景。

「ポートピア」開催時は、UCCコーヒー館として巨大なコーヒーカップの形をしたパビリオンがここにありました。赤い文字で「UCC」と書かれた大きな白いコーヒーカップはインパクトも強く今でも覚えている方もいるかもしれません。当時のパビリオンの骨組みをそのまま利用して現在の博物へと作り変えられています。現在のこの博物館のデザインモチーフは、イスラム教のモスクだそう。モスクにてコーヒーが大切な飲み物として扱われていたという歴史を踏まえてこの形になったとのことです。

ポートライナーの南公園駅近く。
ポートライナーの南公園駅近く。

博物館の場所は、ポートライナーの南公園駅を下車してすぐ。ただ残念ながら、2024年は休館とのお知らせが入り口には掲げられていました。中には入ることはできませんが、数少ない「ポートピア」の息吹を伝える建物として外観を見学してみてはいかがてしょうか。


「ポートピア」の跡地巡りの記事もぜひご覧ください。

「43年前に神戸で開催された博覧会 「ポートピア'81」の跡地を巡ってみた」

UCCコーヒー博物館 ※2024年は休館
神戸市中央区港島中町6丁目6-2
ポートライナー 南公園駅

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神戸大好きの皆さん、こんにちは!Best Kobeは「大人の知的好奇心を満たす神戸の記事」をお届けするWebメディアです。 執筆者は著書も多数ある経験歴長いフォトライターです。また歴史的文化遺産の保存を推進する兵庫県ヘリテージマネージャーの肩書も。神戸港開港以来の深い歴史や多彩な文化からなるトピックをわかりやすく伝えるように心掛けています。 さらに、サブカルチャーやイベント、季節の出来事など神戸の街を歩いて見つけたニュースもお届けします。Best Kobeを通じて魅力的な神戸を楽しんでもらえたら嬉しいです。

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