1981年に開催された「神戸ポートアイランド博覧会」、通称「ポートピア」の会場で使われていた花壇がいまでも現役なことをご存知でしたか? その現役の「ポートピア花壇」を案内してもらいました。

コミスタこうべ前にあるポートピア花壇

今回の取材は「ポートピア花壇」を探索してそれをまとめた自費冊子まで出版したハンドルネームTowersさんと知り合ったのがきっかけ。「ポートピア花壇」に興味を持ったTowersさんは、現在も現存している花壇を捜索し続けています。そのTowersさんに三宮にある「ポートピア花壇」を案内してもらいました。
そのひとつが、生涯学習支援センターのコミスタこうべの外に置かれている花壇3個です。

ここに置かれている花壇は、直径72センチ高さ40センチの円筒形のもの。このサイズは、「ポートピア花壇」の中では小さいサイズ。花壇のへこみ部分に見える青いラインは本来描かれていたマリンブルーライン。花壇を再利用するにあたり全体を塗装しなおしているのですが、その塗装がはげ落ちて元のプルーラインが再び顔を出している状態のもの。「ポートピア花壇」の証でもあるブルーラインです。

吾妻公園にあるポートピア花壇

コミスタこうべと同じ区画にある吾妻公園にも「ポートピア花壇」が置かれています。公園の柵外に並んでいる花壇がそれです。ここにあるのもコミスタこうべと同じサイズの円筒形の花壇。

Towersさんによれば、これまでに約420個の「ポートピア花壇」を確認しており、さらにまだ未確認のものもあるとのこと。花壇は神戸市以外にも数多く確認されいるそう。探せばまだまだ見つかる可能性があるそうです。
また一緒に「ポートピア花壇」を探してくれる「ポートピア花壇捜索隊員」も募集中です。

Towersさん X: @towers1961101