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【神戸市北区】3つ目の「BE KOBE」を探しに!そこにはもう一つの神戸があった

斎信夫(いつき)WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

全国的にもよく知られている「BE KOBE」のモニュメント。実は神戸市内に3つ存在しているのをご存知でしょうか。神戸市民なら2つ目までは知っているという方も多いと思いますが、3つ目は?と聞かれると首をかしげるのでは? そこで今回は、3つ目の「BE KOBE」モニュメントを探しに神戸市北区へGO! そこには異国情緒漂うオシャレな神戸とはまた違う、もう一つの神戸がありました。
(動画でもご紹介しています。)

「BE KOBE」のモニュメント第1号は、2017年に神戸開港150年を記念し、「メリケンパーク」に設置されました。「BE KOBE」とは、阪神・淡路大震災から20年経過したのをきっかけに生まれたシビックプライド・メッセージで、「神戸の魅力は人である」という思いが集約されています。

そして、2つ目の「BE KOBE」モニュメントは、「ポーアイしおさい公園」にあります。ポートライナーみなとじま駅から徒歩で約10分。神戸学院大学ポートアイランドキャンパスのすぐ隣です。神戸市民でも、知ってはいても訪れたことのない方が大半かと。ここからの六甲山系をバックにした神戸中心部全体を望む絶景は必見。

3つ目の「BE KOBE」モニュメントがあるのは大自然がいっぱいの神戸市北区の里山エリア。つくはら湖湖畔の神出山田自転車道のルート沿いにある「つくはら大橋休憩所」に2020年6月に誕生しました。

「つくはらサイクリングターミナル」を出発し、美しいつくはら湖の風景を眺めながら徒歩で約35分。自転車だと約10分で「つくはら大橋休憩所」に到着。サイクリングロードではありますが、徒歩でもOK。まずは一輪車のアート作品が出迎えてくれます。

これが3つ目の「BE KOBE」モニュメントです。
この地を訪れたサイクリスト達に届ける「自然からの贈物」をコンセプトにデザイン。白御影石張りのステージの上に天然杉で造られ、里山の風景によく溶け込んでいます。すぐ前にある溝に自転車のタイヤを固定し、愛車と一緒に写真を撮ることができるようになっています。

つくはら湖をバックにした「BE KOBE」モニュメントは、最初にご紹介した2つのモニュメントとは全然違う風景ですよね。のどかな景色が広がる里山エリアにあるこのモニュメントは、都会的なイメージとはまた違う神戸の別の一面を見せてくれます。

休憩所の上の道からも撮影してみました。「BE KOBE」モニュメントを中心とした大自然が広がる光景も美しいですね。

近付いてみると天然杉で造られているのがよくわかります。木の温もりが感じられ、あたたかい印象の「BE KOBE」モニュメント。つくはら湖をバックにインスタ映えも抜群ですよ。

すぐ近くの衝原大橋からは、山陽自動車道のつくはら橋を望むことができます。平成10年プレストレストコンクリート工学会賞を受賞したダイナミックで美しい構造物は橋梁マニアにも人気なんですよ!

3つ目の「BE KOBE」モニュメントの様子を動画でもご覧ください!

3/19(土)〜5/29(日)の期間開催の「KOBE Rail & Trail コウベ レイル アンド トレイル」では「神出山田自転車道シェアサイクル」を実施。「つくはらサイクリングターミナル」に加え、神戸電鉄谷上駅や栄駅でクロスバイクを借りることができますよ。

なお、「つくはらサイクリングターミナル」の駐車場はターミナル利用者限定ですので、車の場合は、衝原大橋の西側にある「つくはら湖展望台駐車場(衝原湖パーキング)」に駐車しましょう。徒歩約20分です。

ここから車で南方向に20分ほど走ると、「国営明石海峡公園 神戸地区 あいな里山公園」があります。こちらは四季折々の里山風景を楽しんだり、農村体験ができる施設です。是非「BE KOBE」モニュメントを訪れた帰りに寄ってみてくださいね!

【施設情報】
名称:つくはら大橋休憩所(BE KOBEモニュメント設置場所) 
住所 :兵庫県神戸市北区山田町衝原
アクセス:つくはらサイクリングターミナルから徒歩約35分、自転車約10分、約2.6Km。つくはら湖展望台駐車場から徒歩約20分、自転車約5分、1.3km。神戸電鉄有馬線箕谷駅、谷上駅から神戸市バス111系統で衝原(つくはら)下車、徒歩約40分

神戸市HP「BE KOBE」のページ
国営明石海峡公園 神戸地区 あいな里山公園

WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。テクニカルライターを経て、1998年より会社を設立しWEBクリエイター、フリーライターとして活動。数々の旅行関連サイトを企画・運営。LINEトラベルjp元編集者兼ライター。沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。「週刊日本の島(デアゴスティーニ)」専属ライター&フォトグラファーとして沖縄、兵庫、瀬戸内等の33の島の記事を執筆。こちらでは地元神戸市の魅力を、時には動画を交えてお伝えしていきます。X(旧Twitter)、Instagramでも、神戸の最新情報や記事でのこぼれ話、その他の旅行ネタなども発信。

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