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【神戸市】湊川神社初詣の帰りに!昭和レトロな新開地界隈をぶらぶら

斎信夫(いつき)WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

神戸で初詣と言えば、生田神社、湊川神社、長田神社が定番。中でも湊川神社は高速神戸駅下車すぐ、JR神戸駅からも徒歩約3分とアクセスも良く、参拝の帰りにハーバーランドにもすぐ行けるのがいいですね。でも、コロナ禍の中、人混みは避けたいという方もいるかと。そこでおすすめなのが新開地〜湊川界隈ぶらぶら歩き。昭和レトロな街でのんびり過ごしてみませんか?

湊川神社から新開地までは、レトロな地下街「メトロこうべ」を歩いてみましょう。神戸タウン、新開地タウンに分かれていますが、神戸タウンにある人気のお店が、スパゲティ専門店の「ちゃっぷまん」。

こちらの人気メニューはナポリタンで、中でもとろとろ卵が乗っかったオムナポが人気。量も220gのミニから600gの特大サイズまで選べます。コトコト煮込まれたソースはまさに昭和の味!

2022年の営業は5日から!三が日を避けての初詣帰りに寄ってみてはいかがでしょう。

神戸タウンと新開地タウンの中間には、去年開業50周年を迎えた「メトロ卓球場」が。30分600円(大人)から手軽に卓球が楽しめますよ。1月2日から営業。新開地タウンは、居酒屋さんが多く独特の雰囲気。豚まんで人気の「三宮一貫樓」もあります。

階段を上がり外に出るとラウンドワンがありますが、昭和53年までここには「聚楽館」という大きな劇場がありました。東京の帝国劇場をモデルにして建てられ、新開地繁栄の象徴でした。

ここを中心に南北に延びる「神戸新開地商店街」は、昭和の面影残るレトロな雰囲気が漂い、昭和時代にタイムスリップしたような気分に。

大衆演劇の「新開地劇場」で、涙と笑いの人情芝居を楽しむのもいいですね。1月の公演は「桐龍座恋川劇団」。

「神戸アートビレッジセンター」でも、映画や演劇が楽しめます。2022年の映画の上映は1月8日から。その他のスケジュールは下記リンクより公式サイト参照。

ラウンドワンのところまで戻り、ここから「神戸新開地商店街」を山側方面に歩いていくとあるのが、毎日落語や演劇が楽しめる「神戸新開地・喜楽館」。新春特別公演はすでに完売のようですが、その他の公演にはまだ空席が。お出かけ前には公式サイトの残席情報を確認してくださいね。

この近くには、味噌味の豚まんで有名な「春陽軒」が。建物も昭和レトロ感を醸し出しています。1月8日から営業です。

「神戸新開地商店街」を抜けると目の前に、「湊川公園」が見えてきます。手前には「大楠公(楠木正成)像」が。楠木正成が足利尊氏の軍と戦った地がこの湊川でした。広々とした公園にはベンチもあるので、ここで豚まんを頂くのもいいかも。

この商店街入口のアーチも昭和感あっていいですね。

そして、この前の道を公園に沿って右手に進むと、まさに昭和!とも言える「ミナエン商店街」があります。ここだけ時が止まっているよう。

こちらにある「パルシネマしんこうえん」は昭和46年に開館した名画座。1月2日〜9日には、まさに昭和時代の代表的な作品「男はつらいよ」が上映されています。映画でも昭和気分を味わいましょう。(朝9時から1回だけの上映なので、楽しまれる方は初詣は後回しに!)

「湊川公園」の下には山手幹線が通っています。偶然にも昭和っぽい角ばったスタイルの車が通りかかったので思わずパシャ!

ここから山側には、こちらも昭和感漂う「湊川商店街(湊川市場)」が広がっています。約1kmの間に400ほどの店舗がぎっしり立ち並ぶ神戸の台所です。ぶらぶら歩きの締めくくりは、昔懐かしい風景の中で美味しいものを食べ歩きするのもいいですね。

ここからのお帰りは、神戸電鉄湊川駅、神戸市営地下鉄 湊川公園駅が便利。かつては繁華街の中心地だったこともあり、ターミナル駅時代の面影を残す駅舎も昭和レトロ感があり必見です。

いかがでしたか?
昭和レトロを訪ねての新開地〜湊川ぶらぶら歩き。湊川神社への初詣のついでにおすすめです。

なお、この近くの会下山公園の地下には、明治期に築かれた日本初の近代河川トンネルである「湊川隧道」が保存されています。定期的に一般公開(直近は1/15)されていますので、昭和からさらに年代を遡ってのレトロ体験もできますよ。

WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。テクニカルライターを経て、1998年より会社を設立しWEBクリエイター、フリーライターとして活動。数々の旅行関連サイトを企画・運営。LINEトラベルjp元編集者兼ライター。沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。「週刊日本の島(デアゴスティーニ)」専属ライター&フォトグラファーとして沖縄、兵庫、瀬戸内等の33の島の記事を執筆。こちらでは地元神戸市の魅力を、時には動画を交えてお伝えしていきます。X(旧Twitter)、Instagramでも、神戸の最新情報や記事でのこぼれ話、その他の旅行ネタなども発信。

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