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【神戸市】ミュージアムを巡ってオリジナルグッズをGET!神戸ミュージアムラリー3/27まで開催中

斎信夫(いつき)WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

2022年1月7日から3月27日まで、神戸市内にある20のミュージアムが参加するデジタルスタンプラリー「神戸ミュージアムラリー」が開催されています。今回は、スタンプの数に応じて素敵なオリジナルグッズが貰えるこのイベントを、おすすめのミュージアムと共にご紹介しましょう。

まずは、中央区の旧居留地にある「神戸市立博物館」。こちらはこの建物自体も見応えアリ。ドリス様式の円柱が建ち並ぶ新古典様式の建物は、昭和初期の名建築と言われ、平成10年(1998)に登録文化財となりました。

2022年2月4日まで休館中ですが、2月5日から5月8日の日程で、特別展「大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語」が開催されます。神戸でロンドン大英博物館の所蔵品が見られるチャンスは滅多にないので必見ですよ。

中央区のメリケンパークにあるのが「神戸海洋博物館」。神戸港の開港から現在までが様々な形で展示されています。

併設の川崎重工業の企業ミュージアム「カワサキワールド」は、初代0系新幹線、モーターサイクル、ヘリコプターなどが展示され、子供も大人も楽しめる施設です。

帆船の帆と波をイメージした真っ白なスペースフレームの大屋根も印象的。

北区の有馬温泉には「有馬玩具博物館」があります。グリコのおもちゃデザイナーであった加藤裕三氏が設立した施設で、「見る・聞く・遊ぶ・作る」の4つをテーマにおもちゃを収集・展示しています。(2月20日までの間は、土・日・月曜日と祝日のみの営業)

中央区の新神戸駅近くにあるのが、竹中工務店の企業ミュージアム「竹中大工道具館」。テクノロジーの発達と共に年々消えてゆく大工道具を民族遺産として収集、保存。研究や展示を通じて後世に伝えていくことを目的に設立された日本で唯一の大工道具の博物館です。

館内には、各種の伝統的な大工道具(手道具)、鍛冶道具、大工関連資料が展示されていて、特に吹き抜け空間に聳える7m超の唐招提寺金堂の組物模型は必見です。竹中工務店創立の地が神戸だということをご存知ない方も多いのでは? この機会に是非訪れてみてくださいね。

かんなの形の入場券も可愛い!

灘区にある「横尾忠則現代美術館」は、兵庫県西脇市出身の美術家、横尾忠則氏からの寄贈・寄託された作品を展示するミュージアム。元々あった兵庫県立美術館王子分館(旧兵庫県立近代美術館)の西館をリニューアルして、2012年11月に開館したもの。(3月7〜20日は休館)

近くにはパンダで人気の神戸市立王子動物園があり、ミュージアム内のカフェの店名も「ぱんだかふぇ」。横尾氏デザインの食器でランチやドリンクを提供し、気に入った食器があればミュージアムショップで購入することもできます。

灘区の神戸市立王子動物園と中央区の兵庫県立美術館を繋ぐ南北約2.5kmの道「ミュージアムロード」の途中にあるのが「BBプラザ美術館」。

株式会社シマブンコーポレーション創業100周年記念事業の一環として開館されたもので「暮らしの中にアートを」がテーマ。近現代の日本画をはじめ、フランスの巨匠たちによる絵画や版画、彫刻作品などが展示されています。(写真は2021年7月頃のもの)

「BBプラザ美術館」から、「ミュージアムロード」をさらに海側に下ると見えてくるのがミュージアムロード シンボルオブジェ1体目の「PEASE CRACKER(ピース・クラッカー)」。現代美術家の椿 昇さんによる作品で、高さ4m、長さ8mのサヤエンドウのような形をしています。

「ミュージアムロード」から「HATなぎさ公園」にかけての道には、他にも様々なアート、オブジェが設置されています。インスタ映えする作品も多いので、カメラ片手にぶらぶら散策するのもおすすめですよ。

そして、このオブジェを過ぎると見えてくるのが「兵庫県立美術館」。日本を代表する建築家 の安藤忠雄氏により「HATなぎさ公園」と一体化して設計された美術館で、2002年に開館しました。

屋上に設置された高さ約8m、幅約10m のカエルのオブジェも必見。「美かえる」という名前で、ラバーダックの作者としても知られるオランダのアーティスト、フロレンティン・ホフマン氏の作品です。

「兵庫県立美術館」は建物そのものも作品と一つと言えます。館内だけではなく館外の通路も巡ってみましょう。

「兵庫県立美術館」では、2022年2月27日まで「ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展」が開催されています。「神戸市立博物館」で開催の特別展「大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語」と併せて訪れてみてはいかが?

2019年には安藤忠雄氏の作品模型等を展示する「Ando Gallery」(入場無料)もオープン。ギャラリーの前にある安藤忠雄氏が自らデザインした「青りんご」のオブジェもお見逃しなく。

【神戸ミュージアムラリー概要】
開催期間:2022年1月7日(金)〜3月27日(日)
参加ミュージアム:KOBEミュージアムリンクに加盟する20館
参加方法や賞品の詳細等は公式サイトをご覧ください。

神戸ミュージアムラリー
KOBEミュージアムリンク

記事で紹介のミュージアム 公式サイト
神戸市立博物館
神戸海洋博物館
カワサキワールド
有馬玩具博物館
竹中大工道具館
横尾忠則現代美術館
BBプラザ美術館
兵庫県立美術館

ミュージアムロードマップ(2021.6.29暫定版)(PDF:1,639KB)兵庫県


※お出かけの際は、公式サイト等で休館日・開館時間をお確かめ下さい。「大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語」「ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展」はいずれも予約優先制です。

WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。テクニカルライターを経て、1998年より会社を設立しWEBクリエイター、フリーライターとして活動。数々の旅行関連サイトを企画・運営。LINEトラベルjp元編集者兼ライター。沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。「週刊日本の島(デアゴスティーニ)」専属ライター&フォトグラファーとして沖縄、兵庫、瀬戸内等の33の島の記事を執筆。こちらでは地元神戸市の魅力を、時には動画を交えてお伝えしていきます。X(旧Twitter)、Instagramでも、神戸の最新情報や記事でのこぼれ話、その他の旅行ネタなども発信。

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