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【神戸市垂水区】ミステリアスな絶景スポット!アニメMVの舞台にもなった「五色塚古墳」動画で見てみて

斎信夫(いつき)WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

神戸市垂水区にある兵庫県下最大級の前方後円墳「五色塚古墳」。JRと山陽電鉄の線路のすぐそばなので車窓からも見えます。でも、実際に現地に足を運んだ方は少ないのでは? そんな「五色塚古墳」が今、アニメMVの舞台になり注目を集めています。写真だけでなく動画でもその魅力をお伝えします。動画では偶然にも撮れた行き交う電車と船の汽笛とのコラボも!

「五色塚古墳」があるのは、垂水区の五色山4丁目。JR、山陽電鉄垂水駅から徒歩で約15分、山陽電鉄霞ヶ丘駅より徒歩約10分。住宅街を歩いていると突然巨大な古墳が現れびっくり!

「五色塚古墳」は千壷古墳とも呼ばれ、4世紀の終わりから5世紀のはじめにかけて築造された前方後円墳です。

全長は194mで、前方部の幅は81m、高さは11.5m。後円部の直径は125m、高さは18m。その想像以上の大きさに驚かされます。

一番上からの景色は絶景! 明石海峡大橋と淡路島を背景に、復元された埴輪列と一緒に写真を撮るとインスタ映えする写真が撮れますよー。

右手には舞子ビラが見えています。

すぐ下には、山陽電鉄とJRの線路が。偶然にも、山陽電鉄の線路を走る阪神電車の姫路発梅田行き直通特急8000系と、西方面に向かうJR貨物の列車が行き交うところを撮影できました。その直後には船の汽笛も。

絶景の「五色塚古墳」の様子、是非動画でご覧ください。

築造当時の姿に復元されたこの姿を見るだけでも、高度な古代の土木技術を体感できますが、実は、埋葬された人物が分かっていないなど、謎な部分も多い古墳なのです。最近は、そのミステリアスさが魅力となり、全国から歴史ファンが集まるパワースポットとしても人気。

そして今「五色塚古墳」がさらに注目されることとなり、見学者も急増中。そのきっかけは、東宝株式会社の自社アニメレーベル「TOHO animation」と神戸市とのコラボレーションによるプロジェクト。「いま目の前にある“地元”を見つめなおし、新たな価値観を見出すこと」を目的としており、その舞台が「五色塚古墳」に設定されたのです。

ミステリアス過ぎる巨大遺跡「五色塚古墳」をテーマに、アニメと楽曲で鮮やかに描く冒険ファンタジー、『ワンダリズム きみを呼ぶ声』。3月から本編がWEB公開され、2022年6月4日現在、22万7千回近くの再生を記録。4月29日~5月8日の10日間限定で映画館でも上映されました。

『ワンダリズム きみを呼ぶ声』~神戸・五色塚古墳アニメMVプロジェクト~ 動画

YouTube 神戸市公式チャンネル「kobecitychannel」で公開

アニメーションの原案・コンセプトデザインは、アニメーターの「しの」さん。楽曲は 4人組のピアノ・ロック・バンド 「HOWL BE QUIET」が担当。新曲「Wonderism」がアニメMVの中で流れます。プロデュースは、TOHO animationで数々のアニメーション作品を手掛けている武井克弘氏。新進気鋭のアーティストたちによる独特の世界観の奇想天外なSFファンタジー作品になっています。

是非こちらのMVをご覧になってから「五色塚古墳」を訪れてみてください。謎が多いミステリアスな古墳であることが、より実感できると思います。

山陽電鉄のブログでは、霞ヶ丘駅からの行き方が詳しく紹介されていますので、こちらもご参照ください。

基本情報

施設名:五色塚古墳
住所:神戸市垂水区五色山4
アクセス:JR・山陽電鉄垂水駅より徒歩15分、山陽電鉄霞ヶ丘駅より徒歩10分、駐車場あり
営業時間:9:00~17:00
定休日:12月~3月:月曜(祝日の場合は翌日)・ 4月~11月:無休

五色塚古墳・大歳山遺跡公園 公式サイト
『ワンダリズム きみを呼ぶ声』公式サイト

WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。テクニカルライターを経て、1998年より会社を設立しWEBクリエイター、フリーライターとして活動。数々の旅行関連サイトを企画・運営。LINEトラベルjp元編集者兼ライター。沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。「週刊日本の島(デアゴスティーニ)」専属ライター&フォトグラファーとして沖縄、兵庫、瀬戸内等の33の島の記事を執筆。こちらでは地元神戸市の魅力を、時には動画を交えてお伝えしていきます。X(旧Twitter)、Instagramでも、神戸の最新情報や記事でのこぼれ話、その他の旅行ネタなども発信。

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