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【神戸市中央区】三宮で北欧気分に浸れる「オスロコーヒー」クリームたっぷり本場の味のセムラが絶品

斎信夫(いつき)WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

神戸で北欧のグルメが味わえるところというと、ポートアイランドのIKEAが思い浮かびますが、神戸三宮にも昨年11月に北欧カフェがオープンし、手軽に北欧の味を楽しめるようになりました。ノルウェーの首都オスロを店名に冠する「OSLO COFFEE(オスロコーヒー)」がそのお店。関西ではここだけ!北欧の国民的スイーツ「セムラ」が本格的な味で、しばし北欧気分に浸れます。生田神社にも近いので、初詣帰りにいかがでしょう。

場所は、阪急神戸三宮駅の北、生田新道を挟んでケルン三宮店の斜向いあたり。いかにも北欧っぽいカラーリングの外観です。

コーヒーは、焙煎度合いと抽出方法によって個性の違う2つの味が楽しめます。「キング」は、やや深煎りでエアロプレスで抽出、コクがありほどよい苦味。「クイーン」は、やや浅煎りでハンドドリップで抽出、優しい酸味のフルーティーな味。北欧ではポピュラーな果実、リンゴンベリーを使ったジュースやフラッペなどもあります。

北欧食材を使用したフードメニューがあるのも嬉しいですね。

北欧好きな方には「ノルウェーサーモンのクリームソース」がおすすめです。

ケーキは数種類。他に通常の2倍の卵を使っていて、クリームがトッピングされている見た目も可愛い「北欧プリン」という人気メニューもあるんですが、訪れたとき(17時頃です)にはすでに売り切れていました。

キャラメルを絡めたナッツがたっぷり使われた伝統的な北欧のチーズケーキ「オストカーカ」も気になりますが、今回注文したのは伝統的な北欧の国民的スイーツ「セムラ(Semla)」。

店内は白木が使われた北欧スタイルのインテリア。北欧が好きな人にとってはこれだけでもテンションあがりますよね。温かい雰囲気に癒やされます。

ドリンクは、北欧の味、カルダモンラテをチョイス。カルダモンのラテって他のお店では味わえないですよねー。スウェーデンではシナモンロールと並び、カルダモンロールも最近は人気だそうですよ。

「OSLO COFFEE(オスロコーヒー)」三宮店は、生田新道沿いにありますが、外の風景は北欧とは大きくかけ離れているので(笑)、北欧気分により浸りたいなら、店内の奥の席をおすすめします。

カルダモンラテはよーく混ぜていただきましょう。スパイスの女王とも言われているカルダモンの風味がお口いっぱいに広がります。カルダモンってラテにも合いますね。カルダモンのコーヒーは中東でもポピュラーだそうで、生姜やエスニックな味が好きな方にもおすすめです。

こちらが、「セムラ」。スウェーデン語で「Semla」、フィンランドでは「laskiaispulla(ラスキアイスプッラ)」と言い、北欧各国で親しまれている伝統的なスイーツです。

スウェーデンではキリスト教の典礼のひとつである四旬節が始まる前日の火曜日に食べる習慣があり、隣国のフィンランドにもその習慣は伝わりましたが、アーモンドが高価だったこともありジャムが使われていました。

本場の「セムラ」は、カルダモンで味付けしたパンに、ミルクとアーモンドペーストを混ぜたものを詰め、ホイップクリームがトッピングされています。フィンランドでは、今はアーモンドペースト入りとイチゴやラズベリーなどのジャム入りの2種類あり、アーモンド派とジャム派に二分されているとか。

「OSLO COFFEE(オスロコーヒー)」の「セムラ」は、カルダモンとオレンジのリキュールが香るブリオッシュパンに、甘いアーモンドペーストが入っていて、本場の「セムラ」とほぼ同じ。本格的なお味です。IKEAにも「セムラ」はありますが、こちらのほうがボリュームもあり、より本場の味に近いです。

テイクアウトもできるメニューとしては「北欧サーモン&アボカド」と「ショルダーハム&北欧チーズ」の手作りサンドがあります。

店内でいただいてもOKですが、今回はテイクアウトで。
お家でも北欧気分に浸れます!

「OSLO COFFEE(オスロコーヒー)」の三宮店は、生田神社からも徒歩約3分と近いので、初詣の帰り寄ってみてはいかがでしょう。先日こちらの記事でご紹介した人気のベーカリー ケルンも近くにあります。

ちなみに、「OSLO COFFEE(オスロコーヒー)」は東京に4店舗、横浜に1店舗、名古屋に1店舗ありますが、関西ではこの神戸の三宮店だけです。神戸以外にお住まいの北欧好きな方にもぜひ食べに来ていただきたいお店です。

WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。テクニカルライターを経て、1998年より会社を設立しWEBクリエイター、フリーライターとして活動。数々の旅行関連サイトを企画・運営。LINEトラベルjp元編集者兼ライター。沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。「週刊日本の島(デアゴスティーニ)」専属ライター&フォトグラファーとして沖縄、兵庫、瀬戸内等の33の島の記事を執筆。こちらでは地元神戸市の魅力を、時には動画を交えてお伝えしていきます。X(旧Twitter)、Instagramでも、神戸の最新情報や記事でのこぼれ話、その他の旅行ネタなども発信。

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