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【神戸市灘区】エーデルワイスが今見頃!スイスの植物園と姉妹提携の「六甲高山植物園」

斎信夫(いつき)WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

六甲山頂付近の海抜865mに位置する「六甲高山植物園」で今、エーデルワイス、ニッコウキスゲが見頃になっていますよ〜。天気予報を確認すると、6月16日(金)から6月18日(日)にかけては梅雨の合間の晴れになる模様(6/15時点の天気予報による)。涼しい「六甲高山植物園」に珍しい高山植物を見に行きませんか?

「六甲高山植物園」は、1933年に日本の植物学のパイオニアである牧野富太郎が開設した植物園。日本とヒマラヤ原産の1,500種以上の高山植物をはじめ、様々な野生植物が栽培されていますが、中でもエーデルワイスが華麗に咲くことでも知られています。

エーデルワイスがあるのはヨーロッパアルプス区。
エーデルワイスはスイス連邦の国花で、白く可憐な花をつけることから「スイスアルプスの妖精」とも呼ばれているアルプス三大名花のひとつです。「六甲高山植物園」は、このスイスにあるシーニゲプラッテ高山植物園と姉妹提携しているんですよ。両植物園が登山電車やケーブルカーでアクセスする山岳立地に位置し、自然環境をそのまま生かした造園であることなど、共通点が多いことから実現したもの。ちなみに、シーニゲプラッテ高山植物園は、ユングフラウ地方の標高1,967mの山頂に位置しています。

エーデルワイスはキク科ウスユキソウ属に分類。「高貴な白」という意味で、1970年代以降、スイス全土で保護指定されたスイスでもとても貴重なお花。自然環境の厳しい高山に咲く花で、スイスでも野性のエーデルワイスにはなかなかお目にかかれません。そんな貴重なお花が今神戸に咲いています!

可憐なその姿にうっとり。
ぜひご自分の目で。見頃は6月下旬頃までです。

そして今見頃のお花がもう一つ。ニッコウキスゲです。

ニッコウキスゲは、ススキノキ科の多年草で、黄色い明るい花は初夏の訪れを告げてくれます。

NHK朝ドラ「らんまん」主人公のモデルでもある牧野富太郎ゆかりの地、六甲高山植物園ではROKKO森の音ミュージアムと合同開催のイベント「六甲山ボタニカルフェア」が2023年8月15日まで開催されています。是非、この機会に牧野富太郎博士の足跡をたどってみましょう。今なら、牧野博士オリジナルデザインの六甲高山植物園 & 森の音ミュージアム2施設共通券も販売されています。

基本情報
施設名:六甲高山植物園
住所:神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150
アクセス:西入り口⇒六甲山上バス「ミュージアム前」下車、徒歩約1分・東入り口⇒六甲山上バス「高山植物園」下車、徒歩約1分

六甲高山植物園 公式サイト

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WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。テクニカルライターを経て、1998年より会社を設立しWEBクリエイター、フリーライターとして活動。数々の旅行関連サイトを企画・運営。LINEトラベルjp元編集者兼ライター。沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。「週刊日本の島(デアゴスティーニ)」専属ライター&フォトグラファーとして沖縄、兵庫、瀬戸内等の33の島の記事を執筆。こちらでは地元神戸市の魅力を、時には動画を交えてお伝えしていきます。X(旧Twitter)、Instagramでも、神戸の最新情報や記事でのこぼれ話、その他の旅行ネタなども発信。

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