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【神戸市須磨区】身代わりひながたで厄払い!18〜20日は厄除大祭で賑わう「多井畑厄除八幡宮」

斎信夫(いつき)WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

神戸市須磨区多井畑にある「多井畑厄除八幡宮」では、18日から20日までの3日間「厄除大祭」が行われ、厄よけや無病息災などを願う参拝者で賑わいます。多井畑の厄神さんは、約1200年前の770年(奈良時代)に大流行した疫病を鎮めるために疫病退散の祈願をしたことが発祥で、日本最古の厄除けの霊地。源義経が平安時代末期「一の谷の合戦」の時に祈願したとの言い伝えもあるんですよ。

人の形をした「ひながた」を水に浮かべて厄を流すのが多井畑の厄神さんの特長。

まずは、こちらのひながた受付でひながたに名前と年齢を書き込みましょう。

そして、疫神祭塚の前にある水のたまった石の鉢にひながたを浸し、願いを込めて静かに手を合わせましょう。

紙の人型に災い、穢れを移し、身代わりとして水に流すわけですね。この行事は、古くは平安時代に、宮廷や貴族の間で陰陽師によって行われていました。

こちらは拝殿。

社殿隣の神楽殿では、巫女が舞う「神楽舞」の奉納もあります。

令和6年(2024年)の厄年は・・・

男性:昭和39年・58年・平成12年生まれの方

女性 :昭和39年・ 63年・平成4年・ 18年生まれの方

今年が厄年にあたる方はぜひこの身代わりひながたで厄払いしてもらいましょう。

厄除大祭は、1月18日、19日、20日の3日間で、午前8時から午後8時まで。
普段は広い駐車場がありますが、「厄除大祭」期間中は駐車場のところがバスの臨時発着場になります。車ではなくバスで訪れましょう。(車の御祈祷は、2月1日から)

JR神戸線 須磨駅前、山陽電車 須磨駅前、神戸市営地下鉄 名谷駅前よりバスで約15分。多井畑厄神下車。臨時バスは、10分から15分毎の運行です。3日間は、「多井畑厄神 直行バス」と書かれた案内板があるので、すぐにわかります。

普段は空いている多井畑の厄神さんですが、この3日間は屋台も出て、境内も大変賑わいます。屋台の数は昨年よりも多いそうです。

西南へ徒歩約3分のところには、源義経一行が先勝祈願をした後、この地の松に腰をかけ休息を取り出陣したと言い伝えられている「義経腰かけの松(ほんがんさん)」がありますので、立ち寄ってみてもいいでしょう。

また、厄神さんの東隣には奥須磨公園があります。7つの池を含む自然の地形をそのまま利用した公園で、小川や芝生広場などもあり、幅広い年齢層の方々に親しまれています。

基本情報
名称:多井畑厄除八幡宮
住所:神戸市須磨区多井畑字宮脇一番地
アクセス:JR神戸線「須磨駅」前、山陽電車「須磨駅」前、神戸市営地下鉄「名谷駅」前よりバスで約15分。「多井畑厄神」下車。
厄除大祭:2024年1月18日・19日・20日 午前8時より午後8時まで 
当日は、臨時バスが10分から15分毎に運行されます。

多井畑厄除八幡宮 公式サイト
多井畑厄除八幡宮 公式X
多井畑厄除八幡宮 公式Instagram

WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。テクニカルライターを経て、1998年より会社を設立しWEBクリエイター、フリーライターとして活動。数々の旅行関連サイトを企画・運営。LINEトラベルjp元編集者兼ライター。沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。「週刊日本の島(デアゴスティーニ)」専属ライター&フォトグラファーとして沖縄、兵庫、瀬戸内等の33の島の記事を執筆。こちらでは地元神戸市の魅力を、時には動画を交えてお伝えしていきます。X(旧Twitter)、Instagramでも、神戸の最新情報や記事でのこぼれ話、その他の旅行ネタなども発信。

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