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【神戸市北区】まぼろしのいちご「二郎いちご」はこれからが旬!人気の直売所は?いちご狩りはいつから?

斎信夫(いつき)WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

神戸でいちごというと、神戸市北区の二郎(にろう)地区で育った「二郎いちご」が有名。市場には出回らず直売所などでしか購入できない為「まぼろしのいちご」とも呼ばれています。旬になると県道15号線沿道(神戸三田線)に直売所が立ち並び、朝摘みの新鮮ないちごを求め、多くのお客さんが押し寄せます。休日の直売所がどんな感じなのか見てきましたのでご紹介。

いちごの直売所にはそれぞれ番号が付けられています。1番から37番までありますが、欠番もあるので実際の数は14店です。いちごの直売所の一覧と地図は、こちらの神戸市観光園芸協会のHPを参照ください。

中でも大きな駐車場が設けられ、一番長い行列ができていたのがこの16番「西 良昭直売所」です。場所は神戸電鉄三田線の二郎駅と田尾寺駅の中間あたりです。

道を挟んだところには、15番「芝 勇直売所」もありましたが、こちらは訪ねた日時には営業していませんでした。ただ、こちらも広めの駐車場があるようなので車で来る際は便利です。駐車場は直売所によって様々で、2、3台しか停められないようなところもあります。

16番「西 良昭直売所」の休日の行列はこんな感じ。朝10時半頃です。

人気の直売所はお昼までに売り切れることもあるので、確実に購入するなら開店時間を狙って訪れたほうがいいでしょう。収穫量はその日によって異なるので、売り切れたら閉店になります。営業時間は直売店によって異なりますが、16番「西 良昭直売所」は朝10時のようです。(↓この写真は顔が写らないよう人物を消していますが、行列は16の文字の前にも続いています。)

価格帯は700円〜2600円のようですね、こちらの直売所の場合。

二郎いちごは、大正期に、兵庫県西宮市の旧鳴尾村で栽培されていた苗を持ち帰って試作したことが始まりで、1950年代後半の最盛期には生産者が50人以上もいたそう。その後、徐々に減少していきましたが、ネットやSNSで二郎いちごの名が多くの人に知られるようになり観光客が急増。今では毎年1万人以上がいちご狩りや直売所に訪れる人気ブランドのいちごになりました。

二郎地区のいちご農家の方々が丹精を込めて作った二郎いちご。ぜひ早めにお出かけになってゲットしてくださいね。

いちご農園での観光いちご狩りは3月9日本オープン

二郎地区のいちご農園の一部では観光いちご狩りも行われています。現在プレオープンしており、3月9日(土)からはいよいよ本オープン。完全予約制なので、ご予約は各農園へ。

いちご狩りの詳細は、神戸市観光園芸協会HPのいちご狩りのページをご覧ください。

神戸市観光園芸協会のいちご狩り紹介動画

基本情報
二郎いちご
住所:神戸市北区有野町二郎
アクセス:神戸電鉄三田線の二郎駅から徒歩(16番「西 良昭直売所」は、徒歩約16分、1.1km)
車の場合、神戸市中心部の三宮からだと、新神戸トンネルと阪神高速7号線、六甲北有料道路を経由し約30分

神戸市観光園芸協会 公式サイト

WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。テクニカルライターを経て、1998年より会社を設立しWEBクリエイター、フリーライターとして活動。数々の旅行関連サイトを企画・運営。LINEトラベルjp元編集者兼ライター。沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。「週刊日本の島(デアゴスティーニ)」専属ライター&フォトグラファーとして沖縄、兵庫、瀬戸内等の33の島の記事を執筆。こちらでは地元神戸市の魅力を、時には動画を交えてお伝えしていきます。X(旧Twitter)、Instagramでも、神戸の最新情報や記事でのこぼれ話、その他の旅行ネタなども発信。

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