先日X（旧Twitter）で、斎藤元彦兵庫県知事が「県庁1階のドリームカフェで石川応援メニューの提供を開始しました。」と発信されていて気になったので、早速県庁まで足を運んできました。カレーとコーヒーで能登の被災地を応援できる「石川応援メニュー」をご紹介します。

兵庫県庁職員食堂 ドリームカフェは、兵庫県庁第2号館1階にあります。神戸市営地下鉄山手線の県庁前駅を降りてすぐ。JR・阪神の元町駅からは歩いて約8分、相楽園のすぐ近くです。

このカフェは、兵庫県から委託を受け、障害者の職場体験事業（インターンシップ）として運営。活動を通じて職業スキルの向上を図ったり、就業による社会参加の機会を提供しています。職員食堂ですが、一般の方の利用も可能。

一番人気はパスタセット。11時30分～13時30分限定のランチメニューはオール600円とお手頃です。（石川応援メニューは別料金）

3月1日から提供が始まったのが「石川応援メニュー」。石川県障害福祉サービス事業所が作ったカレーや選別、袋詰めを担当したコーヒーを用いたメニューが提供されています。

「石川応援メニュー」は、4月末まで提供。販売は11時30分からラストオーダーの16時30分までですが、1日10食限定なのでお早めに。ランチタイムは、12時になると職員の方でいっぱいになるので、11時半〜12時の来店がおすすめです。（筆者が来店した11時50分頃はまだ空いていました。）

こちらが「金澤たんとカレー」のセット 800円（税込）。サラダ、スープ、ドリンクの中から2つ選択できます。ドリンクは「能登特製ブレンド珈琲」が選べます。カレー単品だと700円（税込）。

石川県白山市のなんば(唐辛子)と金沢市の大野醤油を使い3日間かけてじっくり煮込んだカレーはとても奥深い味。牛肉、野菜などが溶け込んだ旨味が口の中に広がります。油脂分は極力使用せずに、ルーの油脂とバターのみで作られているので、胃にも優しいのがいいですね。辛すぎず、程よい辛さなので辛いの苦手な方でも大丈夫ですよ。

お米は能登半島復興米を使用。復興米とは、石川県能登半島地震でお米の保管庫が被害を受け、複数の米の銘柄が混じってしまい一般の店頭での販売が困難になったお米のこと。このお米を食べることで石川県の米農業、農家さんを応援できます。

NOTO, NOT ALONE研究所の「能登特製ブレンド珈琲」もぜひご一緒に。単品だと300円（税込）。

「金澤たんとカレー」はレトルトでも販売しています。

ドリームカフェに併設している＋NUKUMORIアンテナショップでは、福島県産品応援キャンペーンも展開中。福島県産加工品や福島県障害福祉サービス事業所の商品を販売しています。

若桃の甘露煮や福島桃の恵みという桃果汁100％のジュース、「辛くて生姜ねぇ！」という面白い商品名の福島県産品も。

兵庫県が始めたユニバーサルな石川応援プロジェクトの一環としての石川応援メニュー「金澤たんとカレー」と「能登特製ブレンド珈琲」。

能登半島地震により観光客が減少し売上も激減、販売機会を失った石川県内の事業所を応援する狙いでこのプロジェクトが始まりました。大きな震災を経験した兵庫県民としても、ぜひこの2つの石川応援メニューで能登の被災地を支援したいですね。