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【神戸市中央区】市役所と区役所をつなぐ連絡デッキ建設中!中央区偏愛フォトの作品展示も

斎信夫(いつき)WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

神戸市役所本庁舎2号館の再整備が進められていますが、本庁舎の着工に先駆け、「連絡ロビー・エネルギー施設棟」が姿を現しています。この真ん中のビルです。奥にあるのは中央区役所。

北側から見たところです。神戸市役所2号館再整備事業に関する資料(概要PDF)によると、この「連絡ロビー・エネルギー施設棟」の北隣りに新庁舎と県内初の5つ星ホテルが入るにぎわい施設が建設されます。

そして、2024年3月現在、市役所と区役所をつなぐ連絡デッキ(渡り廊下)の建設が進んでいます。

工事は、今年の6月上旬まで続くようです。上空通路という記述もありますね。正式な名称がどうなるかは現時点では不明ですが、神戸市役所と中央区役所が直接結ばれると移動が便利になりますね。

中央区役所は2022年に移転オープンしましたが、中央区文化センターとの複合施設になっており、1階には多目的ルームもあります。

2024年5月26日には、定期演奏会「ヨハネス・ブラームス 〜ヴァイオリン・ソナタ全集〜」も開催されるようです。

中央区役所と連絡デッキを南側から見たところです。

工事現場の壁には「中央区偏愛フォト」の作品が展示されていました。

偏愛とは「わたしだけがひそかに愛している」という意味。中央区には、誰もが知る素敵なスポットから、隠れた偏愛スポットなど数多くの魅力的なスポットがあります。そんな中央区の知られざる魅力を伝える写真を募る「#中央区偏愛フォトコンテスト」が2021年6月から開催されていました。その作品の一部が壁に掲載されています。

これは兵庫県立美術館を撮影したショット。安藤忠雄氏らしい無機質なコンクリートの壁と女の子とのコントラストがいいですね。初めて訪れた美術館に興味津々の女の子の表情も可愛いです。作品名「初めての美術館」。

こちらはポートアイランド中央緑地。人工島のポートアイランドに鳥がいる池があるとは知らなかった〜。神戸どうぶつ王国にはいっぱいいるけど。神戸市立医療センター 中央市民病院の南隣にあるようです。作品名「夜に佇む」。

これは神戸を代表する夜景スポット、ビーナスブリッジですね。曲線を描くブリッジを中心に入れたダイナミックな構図が素敵です。作品名「ビーナスブリッジと神戸の夜景」。

こちらは区長賞を受賞した偏愛フォト。布引の滝の雄滝ではなく雌滝をメインにアングルに収めているところがいいですね。作品名「青紅葉と雌滝」。

これは準グランプリの南京町広場を写した作品。光の反射が美しい!作品名「中華街リフレクション」。

そして、グランプリを受賞した作品が、ポーアイしおさい公園駐車場から撮影されたこちら。作品名「静かな月曜日の朝」。

ポーアイしおさい公園というとBE KOBE モニュメントが設置されているところですが、こんなのもあるんですね。まさに知られざる偏愛スポット。

各作品には作者のインスタグラムのアカウントも記載されています。どんな方が撮影したのだろう?他の写真も見てみたいなーと気になった方はアクセスしてみてもいいかも。

記事でご紹介した以外の写真も素敵なものばかりなので、神戸市役所、中央区役所、東遊園地あたりにお越しの際は、ぜひこちらも寄っていってくださいね。

作品は、ためまっぷ中央の「偏愛マップ」でも地図と共に紹介されています

なお、神戸市役所本庁舎2号館の再整備は、2028年度頃の完成を予定しています。上層部には兵庫県内初の五つ星クラスの国際的ラグジュアリーホテル、下層階には市庁舎と商業施設などが入ります。完成すると三宮の人の流れが変わるかもしれないですね。楽しみです。

出典:神戸市HP(事業者提供)
出典:神戸市HP(事業者提供)

WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。テクニカルライターを経て、1998年より会社を設立しWEBクリエイター、フリーライターとして活動。数々の旅行関連サイトを企画・運営。LINEトラベルjp元編集者兼ライター。沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。「週刊日本の島(デアゴスティーニ)」専属ライター&フォトグラファーとして沖縄、兵庫、瀬戸内等の33の島の記事を執筆。こちらでは地元神戸市の魅力を、時には動画を交えてお伝えしていきます。X(旧Twitter)、Instagramでも、神戸の最新情報や記事でのこぼれ話、その他の旅行ネタなども発信。

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