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ママならではの防災術!非常用トイレの代わりになるもの2選

いつもしもママ向け「ゆる防災」メディア

災害で、ライフラインが断絶してしまった時のために備蓄しておきたい防災グッズ。

『いつもしも』がオススメしている最低限の備えは、

  • 非常食
  • 非常用トイレ

の3つです。

今回は、この3つの中で最も備えづらい「非常用トイレ」について解説します。

非常用トイレは備えづらい…

少しずつ買い足し、少しずつ消費することもできる「水」や「非常食」に比べ、「非常用トイレ」は非常時にしか使いません。

にもかかわらず、必要数を備えようとすると、数が多く金銭的な負担が大きくなります。

 トイレに行く回数 × 備えたい日数 × 家族の人数分

(例)4人家族の1週間分を備える場合
 →約7回/日 × 7日分 × 4人分 =約196回分

これだけの数となると、収納的にもかなり場所をとりますよね。

でも、「非常用トイレの代わりになるもの」があれば、必要な数をイチから買い揃えなくて済みます。

何があればいい?非常用トイレの中身

さまざまな非常用トイレが販売されていますが、基本的な中身は以下の3つです。

  • 排泄袋
  • 凝固剤
  • 防臭袋

排泄物を入れる(溜める)もの、固めるもの、臭い漏れをふせぐもの、ということですね。

凝固剤は、1回分で500ml程度の水分を吸収し、ゼリー状に固めることができます。

粉末またはシート状になっています
粉末またはシート状になっています

実際に吸水させてみると、こんな感じです。

ぐんぐん吸水してプルプルに!
ぐんぐん吸水してプルプルに!

500mlを吸水させると、ペットボトルより少し大きいくらいのサイズになります。

粉っぽいところも少し残りました
粉っぽいところも少し残りました

●おむつ

そんな非常用トイレの代わりに提案したいのは、おむつです。

赤ちゃんがいるご家庭はもちろん、かつて赤ちゃんがいたご家庭で、おむつが残っているお宅もあるのではないでしょうか。

おむつは、それだけで「排泄物を留めるもの」と「固めるもの」がセットになっている状態。

『いつもしも』で検証したところ、凝固剤1回分=500mlの水分を、パンツタイプのMサイズでも吸収することができました。

おむつにプラスして、同じく赤ちゃん用に使っていた防臭袋があれば、非常用トイレとほぼ同じ機能が揃うことになります。

おむつ(パンツM)もペットボトルよりひとまわり大きいくらいに
おむつ(パンツM)もペットボトルよりひとまわり大きいくらいに

さらに、おむつ用のゴミ箱もあれば、さらに臭いをシャットアウトすることができます。

●ペットシーツ

ペットの居るご家庭では、ペットシーツも活用できます。

子育て中で、トイレトレーニング期や感染症対策のためにストックしているご家庭もあるでしょう。

ペットシーツも、おむつと同様に、排泄物を留めるものと固めるものがセットになっています。

こちらも、500mlを危なげなく吸収することができました。

シート自体は大きいのですが、薄いのでコンパクトにまとめることができます。

ペットシーツはぴったりペットボトルサイズ
ペットシーツはぴったりペットボトルサイズ

ママだからできる!ベビーグッズを非常用トイレに活用しよう

非常用トイレの代わりとして、新たにおむつやペットシーツを購入する必要はありません。

ただ、

「非常用トイレは買ってあるけど、ちょっと数に不安がある」

「余ったおむつをなんとなく捨てずに取ってある」

という方は、ぜひおむつやペットシーツも活用してみてください!

ママならではの防災については、『いつもしも』の元記事でもっと詳しく解説しています。

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