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【富山市】人々が集い、つながる場所!ひとつ縁側

岩井なな取材・インタビューライター(富山市)

にぎやかな総曲輪エリアからすこし入った、五番町にある「ひとつ縁側」にうかがいました。

何のお店だと思いますか…?

1階は、喫茶店として営業しています。

そして2階は、お着物のサロンなんです。

縁側のように1人、また1人と人々が集まり、つながりやアイデアが生まれるようにとの想いからこの名前になりました。

小上がりになっている席が縁側のようで、新しさの中に懐かしさを感じる人もいるのではないでしょうか。

平日の12:00〜14:00の間に提供されている、発酵食品の定食をいただきました!

食後のドリンクがついて¥1,100です。

定食の内容は週替わりです。

マスターの武内さんが、仕入れのときに閃いたアイデアで料理が決まるそうですよ。

『食べたものが私になる』という考えから、自分が食べたいと思えるものを提供することを大切にしているそうです。

圧力釜で炊いて4日以上発酵させた酵素玄米は、お赤飯のような色をしています。

見た目は特徴的で味にすこしコクがありますが、食感はもちっとしたお米という感じで意外と食べやすいです。

私はとくに、こちらのピタカが気に入りました!

お魚を自家製ヨーグルトに浸してあるため、お魚の甘みとたまごの相性が絶妙です。

鶏肉を醤油もろみ漬けにして焼いたこちらは、食べたときにやわらかくジュワっとした美味しさが広がります。

生七味は、ペースト状なのでじんわりと辛さがやってきますよ。

サラダには、納豆ドレッシングがかかっていました。

鼻に抜ける香りは納豆ですが、粘り気はなく不思議な感じです。

皮付きのお漬物は、しっかりとした味付けながら素朴さがありとても美味しかったです。

そして、ねぎと揚げ豆腐、だいこんとなめこがゴロゴロとたっぷり入ったお味噌汁もとても魅力的でした。

これだけ発酵料理を使った食事は初めてでしたが、食べ終わる頃には心も身体もとても満たされていましたよ。

発酵料理は発酵のちからで食物を低分子化するため、胃に負担をかけにくいと言われています。

また、ひとつ縁側はお昼からお酒を飲めるお店でもあるんです。

日本の美しい習慣 ハレの日を大切にしている「ハミングバード」さんのワインや、日本酒などをいただくことができます。 

冷蔵庫には「手作り工房 風の薫り」さんのお惣菜が並びます。

ひとつ縁側の1階は、喫茶店のようすをした「つながりの場」だと感じました。

発酵料理やデザートとコーヒーを提供したり、発酵料理人 山岡先生のお料理教室を開催したりとさまざまなアプローチで食と人をつなぎ、人と人をつなぐおもしろい場所です。

この場所を通して人々が自分の得意なことを持ち寄り、情報交換をする場所になっているとのことです。

店内には、それぞれの場所から各々の得意なことを発信する人たちの名刺がたくさん置いてありました。

武内さんは宝石鑑定士の一面もあり、スタッフの西山さんはお着物のプロフェッショナルです。

人生経験豊富なお2人だからこその包み込むようなやさしい雰囲気にとても癒されました。

気を張り詰めずにゆっくりしたい人や、発信したいことがある人、何かを変えていきたいとぼんやり思っている人はぜひ足を運んでみてくださいね。

【詳細】ひとつ縁側
住所:930-0052 富山県富山市五番町8-2
電話:076-422-1758
営業:月~木曜 11:00〜16:00(ラストオーダー15:00)※週替わり発酵ランチの提供 12:00~14:00
金・土曜 蕎麦ランチ 11:00〜16:00(ラストオーダー15:00)と夜営業 18:00~22:00(ラストオーダー21:00)
休日:日曜、他不定休あり※公式InstagramとFacebookで毎月カレンダーが掲示されます
可能な支払方法:現金、PayPay

取材・インタビューライター(富山市)

富山県黒部市出身の取材ライター・インタビュアー。「ライティングで社会貢献」をミッションとし、地域の魅力を発信しています!Yahoo!ニュースエキスパートでは、休日に家族や友人と行きたくなる楽しいイベントやスポットを見つけて魅力をわかりやすく紹介していきます。どうぞ記事をお楽しみくださいませ。

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