バレンタインデーの準備をしに、富山市天正寺にある洋菓子店「ヴェルフヲンス」にうかがいました。

中に入るのが楽しみになる、かわいい外観が目印の路面店です。

店内は「非日常」を表現した、ラグジュアリーな雰囲気がただよいます。

中央のメリーゴーランドを思わせる棚には、さまざまな種類の焼き菓子が並びます。

その中のひとつ、登場から3年目を迎えた「ショコラサンド」をご紹介します。

さっくり食感のチョコレートクッキーに、濃厚でほろ苦いチョコレートが挟まったお菓子。

1枚から買えるため、バレンタインに向けて人気の商品とのことです。

職場などで配る機会がある人には、人数分ぴったり買えるのはいいですよね。

この時期限定の「ランゴ・オ・ショコラ」は、笑顔がすてきな青山店長のイチオシです！

濃厚なチョコレートケーキの中にナッツやマショマロが入ったお菓子。

ご家族やカップルで切り分けて食べると、より楽しめそうですよね。

焼き菓子だけでなく、生菓子もたくさんの種類があってとても魅力的です…！

定番人気は「ヴェルフヲンス」。

オリジナルのスポンジを使用したシンプルなショートケーキに、フルーツやプレートの飾り付けが美しいです。

ベーシックなお菓子なので手土産に選んでも間違いないでしょう。

こちらの店舗にはイートインスペースがあるため、生菓子を中心に購入したお菓子を席について食べることができます。

そしてバレンタインに向けて外せないのが、やっぱりチョコレート。

ボンボンショコラはフレーバーの種類の豊富さだけでなく、洗練されたデザインにうっとりしてしまう逸品です。

2個入り¥486〜箱に入れてもらうことができるため、プレゼントする相手との親密度に合わせて大きさやデザインを選べるのも嬉しいポイントでしょう。

大切な人を想ってじっくり選んでみてくださいね。

さいごに、オープン当初からヴェルフヲンスでお菓子を作ってきた中村正一(なかむらしょういち)シェフにお話をうかがうことができました。

東京プリンスホテルでのパティシエ時代には国賓にデザートをもてなしたり、国内外問わず多数のコンクールでの入賞経験のあるシェフです。

ヴェルフヲンスのお菓子はどのようなものかをうかがったところ「鮮度にこだわって、新鮮なものを上手に丁寧に作っている」と答えてくださいました。

チョコレートの世界での長いキャリアの中でも、基本を大切にするシェフだからこそ出てくる言葉だと感じました。

また「こだわりは変態であって、私に際立ったこだわりはない」というような哲学的発言も。

シェフが当たり前に感じているチョコレートへの探究心は、私たちからすれば『こだわり』と言えるものです。

若いときは特に、デパートのコスメ売り場のディスプレイなどからチョコレート作りのインスピレーションを得ていたそうです。

今はネットでたくさんの情報を得られるため、それぞれにとっての『美味しいもの』が違ってくるともおっしゃっていました。

さらに、チョコレート作りがどんどん現代的になってより科学的になっていくことに対しては、反発したくなることもあるそう。

それでも正確さや衛生などの面でいいことも多いので、取り入れていっているとのこと。

食べる人のために美しいもの、かっこいいものを追い求めつづける姿がとてもすてきです。

中村シェフのチョコレートへの柔軟な姿勢と基本を大事にするところがとても印象的で、この地で長く愛されるヴェルフヲンスとぴったり重なりました。

ヴェルフヲンスの新鮮で美しいお菓子を、ぜひご家族やご友人、パートナーと楽しんでくださいね。