毎月第一日曜日、富山縣護國神社（とやまけんごこくじんじゃ）で開催されている「富山のみの市」をご存知でしょうか？

3月開催の富山のみの市に初参戦してきました！熱気を帯びる会場の様子と、注目の出店店舗をご紹介します。

富山のみの市は、昭和59年の初開催から続き、今年で40年目を迎えます。現在では180を越える店舗が参加する、知る人ぞ知る富山の一大イベントに成長しました。

11月から3月までを冬季とし、6時からの開催。4月から10月までを夏季とし、5時からの開催です。早朝の開催ということで、参戦前の私は「どんな人が来るのかな？」ととても気になっていました。

3月開催の富山のみの市には、朝6時半頃に到着しました。境内にはすでに、パン、和菓子、コーヒー、粉物、燻製、お野菜、古着、骨董品、絵画、家具…ありとあらゆるものを販売するお店が所狭しと並んでいて、衝撃の光景が広がっていました。

境内を歩いていると、人が長蛇の列を作る人気店や、常連さんらしき人との会話を楽しむマイペースな店主のいるお店、何人ものスタッフがチームワークよく楽しく運営されているお店など、さまざまな発見がありとてもワクワクします。お客さんの年齢層は幅広く、私のようにおひとりさまで目的のものをあれこれ買っている人や、複数人で来ていろいろと物色している人などがいて、自由な時間が流れています。

賑やかさを超えて“熱気を帯びている”と表現するのが相応しいほどのお店とお客さんの数に圧倒されました。

「富山市民は毎月第一日曜日の朝にこんなに面白いイベントを楽しんでいたのか！知らなかった！」と驚き、私にとっての新しい発見となりました。

続いて、数多くの富山のみの市出店店舗の中から、私のイチオシを2店舗をご紹介します！

実店舗のない自家焙煎珈琲店として活動をされている「1000coffee（センコーヒー）」では、家焙煎のコーヒーを注文後その場でハンドドリップしてくれます。

この日は、ホットコーヒーを6種類の中から選べました。各フレーバーの個性がわかりやすく説明されていて、コーヒー好きから普段あまりコーヒーを飲まない人まで、自分に合うものを選びやすいと感じました。

お忙しい中でも笑顔とお気遣いをくださる店主が淹れるコーヒーに、心が温まります。コーヒーを片手に次のお買い物先を探すもよし、コーヒーが冷めないうちに帰路につくもよし。

ガヤガヤした雰囲気の中で、コーヒーを一口飲むと少し冷静になれて、また違った視点で富山のみの市での時間を過ごすことができました。

オリジナルのドリップバッグの販売もあるので、ご自宅で楽しむ用やお土産用として買って帰るのもおすすめです。

今後も、富山のみの市や県内のイベントで1000coffeeに出会えることを楽しみにしています！

富山のみの市常連の「MOGUMOGU KITCHEN（モグモグキッチン）」は、動物を模したスイーツやカラフルなパンなどを販売するお店です。キャッチーな商品しかないと言っても過言ではないほどで、前を通るお客さんの目をひいていました。

MOGUMOGU KITCHENの魅力は、可愛いパンやスイーツだけではなく、店主のフレンドリーな接客です。どの子にしようか迷っていたところ、商品の解説を詳しくしていただき、自分の気分にぴったりなおやつを選ぶことができました！

つい写真を撮ったり、誰かに買って帰ったりしたくなる動物モチーフのスイーツやカラフルなパンは、富山のみの市の思い出に色濃く残るでしょう。

また出会えたときも、どの子にしようか相談させていただこうと思います。

富山縣護國神社で開催の富山のみの市は、食べることが大好きな人にとってたまらないイベントだと感じました。今後も参戦して、美味しいものを発見したり、食べ物以外のお店を発掘してみたりと、いろいろな楽しみ方を見つけてみたいです。

何度か訪れたことがある人は、ぜひお気に入り店舗を教えてください。また、まだ訪れたことがない人は、ぜひ今回ご紹介した「1000coffee」「MOGUMOGU KITCHEN」を利用してみてくださいね。

この記事では、取材ライターの岩井ななが、休日に行きたくなる富山市内のショップ・スポット・イベントなどをご紹介しています。

TwitterまたはInstagramから感想をお寄せください。お待ちしています！