富山駅周辺で食事ができるお店は数多くあります。その中でも「これは推せる！」と強く感じたお店をご紹介します。

とやマルシェのれん横丁「かに海鮮問屋魚どん亭」

富山を訪れる人のみならず、富山県民の胃袋も満たす魅力的なお店が並ぶ、富山駅に併設の「きときと市場とやマルシェ」。とやマルシェのれん横丁には、しっかりとしたボリュームと安定感のあるクオリティの食事がいただけるお店が揃っています。

お寿司屋さんや韓国料理屋さんの誘惑を振り切って、今回訪れたのは「かに海鮮問屋魚どん亭（かにかいせんとんやぎょどんてい）」です。

店頭に並ぶ紅ズワイガニや牡蠣のビジュアルのインパクトが強すぎる…ここを素通りできる人などいないのではないかと思うほどでした。

日中に雨が降っていたことからとても寒い夜にうかがいましたが、店内のガヤガヤした雰囲気が気持ちを温めてくれました。

土曜の夜8時すぎに訪れたところ、私たちの前に1組が並んでいました。ひとり食事をしている観光客らしき人、2人で訪れてサクッと海鮮丼のみを食べていく人、家族や仲間と盛り上がっている人たちなど客層はさまざま。

海鮮丼&お造りを超える美味しさかも！？ぶりかま焼き

お料理は、すぐに提供されるものと、かなり時間がかかるものとがあるよう。「お刺身 富山湾旬の盛り合わせ」と「のどぐろあぶり丼」は早々にテーブルに運ばれました。キラキラとした海の幸の美しさと新鮮さが際立った美味しさに、1日の疲れが吹き飛びました。

のどぐろあぶり丼には、貝とたっぷりのネギが入ったお味噌汁とお漬物がついてくるサービスが嬉しいです。夜ごはんに海鮮丼を食べに来ているお客さんが多くいた理由がわかりました。

お醤油は、富山では日常的に使っている家庭もある甘口と一般的なものの2種類が用意されています。それぞれの味の違いがはっきりとわかるので、お魚やお料理によってどちらが合うか試してみるのもいいでしょう。

注文から20分以上経ってようやくテーブルに届いたのは「ぶりかま焼き 大」です。ぶりかまとは、ぶりのエラから頭にかけた部分です。脂身が乗っていて美味しいとされてますが、私はあまり食べる機会がないので、せっかくならといただいてみました。

宝探しをするように骨の間からほじくったぶりの身は、ほくほく&トロトロで最高！お醤油をかけた大根おろしと一緒にいただくと、味変になってまた異なる美味しさを見つけられました。

「白えびの天ぷら」は、軽い食感の衣をしっかりとまとっていて、おつまみにぴったり。さまざまな調理方法で最高に美味しい状態の海の幸をいただけるのは、かに海鮮問屋魚どん亭だからこそと感じました。

観光客が訪れるためのお店と思っていましたが、富山の人が訪れても感動できるお店です。ぜひ行ってみてくださいね。

この記事では、取材ライターの岩井ななが休日に行きたくなる富山市内のショップやイベントをご紹介しています。