【京都市中京区】朝から茶室で優雅に京のゆば粥御膳。元離宮庭園を眺めながら満足。渋沢栄一も見たやろか?
世界遺産にも指定されている元離宮二条城、かつては朝廷の勅使しか通れなかったことから勅使門とも呼ばれる煌びやかな唐門を入ると、今話題の大河ドラマ・青天を衝けでも舞台となる大政奉還の間を有する二の丸御殿があります。その奥に広がる雄大な庭園、二の丸庭園や清流園のさらに奥の通常非公開の茶室・香雲亭で朝食会が始まっています。
二条城の夏の特別事業として行われていて、期間は2021年7月1日(木)~9月30日(木)まで。これは行かずばならんやろと早速行ってきました。普段は見られない景色を目の当たりにしながら出てきたのは、「京のゆば粥御膳」、京都には祇園のお茶屋さんなどに代表されるように、美味い仕出し文化が息づいています。その祇園の提灯をモチーフとした提灯御膳。祇園円山 京料理いそべの提供です。
ゆば三種盛りサラダ仕立て冷やしあんの竹籠、祇園のお茶屋さんなどに掲げられている提灯に見立てた器に盛られる祇園提灯弁当には、上段に、ゆばちりめん山椒、ゆば南蛮漬け、だし汁巻、海老旨煮、炊き合わせ、下段には、鱧おとしと贅がぎっしり、清々しい環境の中で、〆にいただいた昆布山椒煮を乗せたゆば粥はほんとに至福の時間でした。
また、二条城では、同事業として、7月14日から、大政奉還の表明の舞台となった「国宝 二の丸御殿 大広間二の間」の特別入室と二の丸御殿障壁画原画公開などが実施されます。二の間から将軍が座す一の間を観覧できる機会はめったにないので必見です。元離宮二条城事務所では、「感染症対策も徹底して開催し、安心して外出できる機会を創ります。この機会に二条城をより身近に感じてほしい」と話しています。
詳細は世界遺産・元離宮二条城ホームページまで。 京都市中京区二条城町541