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【京都市上京区】北野天満宮にみんなの願い。大福梅の天日干しに花手水、刀剣女子も必見、宝物館刀剣公開。

伊波多玄以

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

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 久しぶりに北野天満宮を訪れたところ、何やらいろんなイベントで境内がずいぶん賑やかになっていました。面白かったです。一つ一つ紹介しますね。

北野天満宮
北野天満宮

 7月10日(土)から9月30日(木)までですが、宝物殿特別公開が開催されています。平安時代、武将・渡辺綱が鬼を切った伝説の太刀「鬼切丸(別名:髭切)」(重要文化財)や、加賀前田藩が奉納した金蒔絵の鞘(さや)に浅葱色が美しい糸巻太刀拵(いとまきたちこしらえ)の「恒次」(重要文化財)、豊臣秀頼奉納の「國広」(重要文化財)など、人気の刀を含む刀剣、約30振が一挙に公開されています。今、刀剣女子が大ブームだと言いますが、このチャンスはぜひ逃さないでください!

宝物殿
宝物殿

 さらに、京都では、旧暦に合わせて七夕祭りを行うところも多く、2021年の七夕は、8月7日ということになります。北野天満宮もその一つで、この日に七夕祭りが開かれます。今境内には、氏子さんや参拝者、近隣の学校や保育園などから寄せられた、数えきれないほどの願い事が、大きな笹の葉に飾られています。

 さすがは学問の神様、菅原道真公が祀られているとあって、「志望校に合格できますように」「国家試験合格!」などの試験に関わる願い事が多いようでした。また、「コロナが早く収まって、普通にみんなと会いたい」などの願い事もあります。

七夕飾りがいっぱい
七夕飾りがいっぱい

 京都では、正月に縁起物として、干した梅の実と昆布を煎茶に入れて、その1年の無病息災を願う、大福茶を飲む習慣があります。平安時代の天暦5年(951年)に都で疫病が大流行、この時、空也上人がこのお茶を病人に振る舞ったところ、疫病が収まり、村上天皇が正月にお茶を服すようになったとの故事に由来します。

 その大福茶用の梅が境内の梅園などから収穫され、約3万個がこの時期、土用干し(天日干し)されます。干された梅は塩漬けして、事始めとされる、年末の12月13日に参拝者らに授与されます。例年、縁起物の大福梅を求めて行列ができるほどです。コロナ禍の昨今、その願いは益々大きいですね。

大福梅の天日干し
大福梅の天日干し

 手水舎には「北野の花手水」が綺麗にしつらえてありました。祇園祭でも厄除や疫病退散を願い生けられるヒオウギ尽くしの花手水です。錦市場の「花つね」さんが生け方奉仕されています。JR東海の「そうだ 京都、行こう。」のキャンペーンでもありますが、8月頃からは各社寺の花手水が、花が入ったアクリル玉が彩る涼やかな「花玉手水」へ様変わりすると言います。

花手水
花手水

 エアコンなどのなかった時代に、何とか涼を感じ、暑い夏をしのいで行こうという先人たちの仕草を大切にしたいと思います。ぜひ訪れてみてください。

北野天満宮 京都市上京区馬喰町

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