【京都市上京区】千本通りのグルメマップも作っちゃいました。コロナ禍でも民宿の女将が頑張ってますよ。
女将は、京都で生まれ長く住んでいたため、行事や茶道、文化に明るく、京都検定も取得しています。大変な状況下ですが、少しでも地域の人の役に立ちたいと、千本商店街・朱雀大路の街とも関り、中心となって取材や編集を担当して、グルメマップを作成してきました。2021年10月に「せんブラグルメマップ」として完成しました。商店街内の19の飲食店の地図と魅力がコンパクトな見開きマップに凝縮されています。
かつては朱雀大路と呼ばれ、平安京のメインストリートだったという千本通りの下立売を西に入った閑静な住宅地に、何件かのゲストハウスや民泊が連なっています。その真ん中にある、「おもてなしの宿 京おばたや」を切り盛りするのは、女将の小畑洋子さんです。
レースや手芸用品も扱う婦人下着のメーカーでの勤めを終え、「第二の人生を」と実家で明治時代から120年営まれていたという元米屋をリニューアルして、二部屋限定のおもてなしの宿「京おばたや」を開業したのが2018年の3月、ちょうど今から三年半前でした。
「海外に行った時も一般家庭に泊まったりとか、その国の文化や人との出会いが好きでした。元々世話好きだったのもあって、海外から来る人たちにも京の文化とおもてなしの心に触れてもらって、また来てもらいたいと思って始めたんです。日本の方にも親戚のおばちゃんの家に来たような、初めて来てもどこか懐かしく、ほっこりできる場所であってほしい」と言います。
1年目はほとんど中国の人たち、「流暢な中国語は話せませんが、何とか伝わるもの」なのだとか。2年目からは、ネットを通じて、イタリアやフランス、アメリカなど欧米諸国からも観光客が訪れ、毎日満室状態が続きます。
女将は「急病で深夜に受け入れ病院を探して奔走したり、関空の橋桁事故の際には帰れなくなったりと大変だったけど、お抹茶の作法をお教えしたり、外国の人たちとの交流が毎日楽しかった」と言います。
しかし、その後のコロナ禍で、インバウンドはなくなり、ゼロ予約の日々が続きました。「緊急事態宣言は解除されたものの、すぐには観光客も戻ってきません。また海外の人が行き来できる世の中になるといいですね」と話します。
「せんブラグルメマップ」は各店舗などで無料配布されていますので、もらってください。お出かけの際は引き続き新型コロナ感染症対策をお願いしますね。
京おばたや(外部リンク) 京都市上京区下立売通り千本西入ル稲葉町452 080-8512-2257
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