【京都市】この秋京都と世界がデジタルタンポポで繋がる! あなた自身の平和の花を世界中に咲かせませんか
「すげっ、なんか感動するわあ」との声がしきりに聞かれました。設置された案内看板からQRコードを読み取ってアプリをインストールし、「DANDELION」にかざすと平和への願いを乗せた自分の名前入りのデジタルのタンポポの綿毛が日本中や国境を越えて、一瞬にして植樹先に届けられ、花を咲かせます。名前入りの綿毛の飛ぶ様子を目の当たりにして、「わっやったー、自分の名前が飛んでるし」と筆者もじわっと感動がこみあげてきました。
2021年10月27日に上賀茂神社(京都市北区)で行われた、世界中にネットワークでリアルタイムに平和の花を咲かせ合う参加型アートプロジェクト「DANDELION PROJECT」(ダンデライオンプロジェクト)のオープニングセレモニー・体験会でのことです。この日を皮切りに、京都の寺社仏閣などで開催されます。
同プロジェクトは、アーティスト 村松亮太郎・NAKEDによる、タンポポのアートオブジェ「DANDELION」を世界各地に植樹し(設置し)、平和の象徴である花を世界中に咲かせていくアートプロジェクトです。体験会では、門川大作京都市長や松村淳子宇治市長始め、上賀茂神社、仁和寺、興聖寺の宮司、住職、報道関係者らが実際にスマホを操作して体験を行いました。
「DANDELION」は一般非公開も含めて、府内七か所をリレー形式でめぐります。一般向けには、11月13日から14日まで北野天満宮(上京区)、12月3日から5日まで興聖寺(宇治市)、12月中旬に嵐山(右京区)、12月中旬に平安神宮(左京区)で展示と実体験が行われます。
村松亮太郎さんは、「なかなか直接顔を合わせて行き交いがしにくい今だからこそ、ネットワークとデジタルで、花を咲かせ合い、平和を繋いでいくことを目指してまいります。国や人種、思想に関わらず、皆がアートを通して繋がり、世界中に花を咲かせることができればと願っています。」と参加を呼び掛けています。
「DANDELION PROJECT」(外部リンク) 北野天満宮(外部リンク)京都市上京区馬喰町