【京都市上京区】京都御所近くの美味しいパン屋さんは「購買部」? アフタヌーンティーのイベントも!
「ばく食堂&手作りパンの購買部」は、京都御所を西へ、護王神社を過ぎてすぐのところにある、築100年の町家をリフォームした、どこか懐かしい空間で手作りパンと美味しい軽食が楽しめるお店です。そのばく食堂を会場として2021年12月12日(日)に京都アフタヌーンティーコラボイベントが開催されました。
「コロナ禍でともすれば孤立しがちな個人飲食店を繋げよう」と立命館大学の学生らのグループ「SHOKU×SHOKU」がプロデュースしたイベントで、会場となった「ばく食堂」を始め、寿司店、イタリアン、パン店、菓子店、カフェなど市内各地から12店舗が自慢の一品を少しずつ持ち寄り、アフタヌーンティーを提供しました。
左京区の「喫茶you&me」(外部リンク)は鹿児島出身の店主が鶏飯巻寿司を出品。巻寿司の中からほろっと零れ落ちる鶏肉とすし飯がいい感じで絡んで美味い。錦市場近くにある「トラットリア ラ パーチェ」(外部リンク)は、店主が出身の和歌山のいのしし肉でイタリア風肉団子を提供。これもまた、「えっ、猪の肉ってこんなに美味しかったの」と舌を唸らせる一品でした。
この日のために開発されたという、中京区の「IL TOBANCHI」(外部リンク)の洋風ようかんは甘くないケーキのような食感のようかんでサクッと食べられて絶品。日本一のバリスタ岡田章宏さんの「Okaffe kyoto」(外部リンク)から出された手毬チョコシューは、一口サイズの生地の中からチョコがプシューと溢れて贅沢感がありました。
12品目すべてがほんとに美味しかった。香港に本店を持ち、龍安寺に支店を開く、香茶房の岡田敏成さんが美味しい日本茶と紅茶を淹れてくださり、美味しすぎて二回もお替りしてしまいました。まさに至福の時間を過ごせました。
会場となった「ばく食堂&手作りパンの購買部」は、店主の岡本一寿さん、恵美子さん夫妻が二代目オーナーとして働いていた祇園の「ばくばくの花路」がコロナ禍に見舞われ、ゴーストタウンのような光景を見る日々が続き、2020年秋にやむなく閉店。かつての修行経験を生かしてパン屋に転身し、2021年1月5日に現在地に移転しました。
店内には100円台のパンがずらりと並びます。デニッシュやパンナコッタ、可愛い「ばくっきー」やインスタ映えする餡バターサンドなどが評判です。恵美子さんによると、「中学校の購買部のように身近に買いに来てもらえるようにこの店名にしたこともあって高くはできない」とのこと。
北海道産小麦100%使用の角食パンを買って帰りましたが、そのままでも十分美味しい。ペロッと食べてしまって、一斤では足らないくらいでした。タラと冬野菜のグラタン、ごろごろ冬野菜のポトフいったこだわりランチもやっていますので、ぜひ気軽に寄ってみてください。
「ばく食堂&手作りパンの購買部」(外部リンク)京都市上京区室町通下長者町下ル近衛町25 075-354-6848
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