【京都市右京区】こんなこと何年ぶり? 門前のたばこ屋店主も驚いた! 世界遺産の寺で幻想的雪景色絶景
2022年1月14日、京都市内は前日の深夜から降り続いた雪で5年ぶりに8センチ以上の積雪となりました。京の雪景色を求めてまずは御室仁和寺駅を訪ねました。京福電気鉄道北野線の停留場で看板は大正モダンの面影を残す「御室駅」となっています。2007年(平成19年)3月19日 に現在の御室仁和寺駅に改称されました。
その右京区の仁和寺門前ともなる御室仁和寺駅前でたばこ屋を営む店主が、「えらいっこてすわあ。こんなこと何年ぶりやろか」とつぶやきながら、店の自販機の雪落としに追われていました。仁和寺近辺も一面が銀世界となったためです。
宇多天皇の創建による元号を冠する門跡寺院として格式の高い寺院、御室仁和寺の境内でも、有名な御室桜もこの日は雪桜となり、二王門や御殿、五重塔や金堂などが幻想的な雰囲気を醸し出していました。
宇多天皇と言えば、「夏に雪の衣笠山が見たい」と無理難題を言ったもんだから周辺は大慌て。苦肉の策として、衣笠山に白絹をかけて覆い、雪景色に見せたとのエピソードが知られています。以後、衣笠山はきぬかけの山と言われ、金閣寺から仁和寺に至る道が「きぬかけの路」と呼ばれるようになったのだとか。その衣笠山も本物の雪に覆われていました。
京都市と公益社団法人京都市観光協会(DMO KYOTO)が主催する第56回 京の冬の旅「非公開文化財特別公開」が2022年1月8日(土)~3月 18 日(金)にかけて始まっています。ここ仁和寺は、真言宗御室派の総本山で、世界文化遺産。日本画家・原在泉や堂本印象の襖絵が残る「宸殿」「白書院」「黒書院」など「御殿」と呼ばれる建物群が回廊で結ばれ御所に似た風情を漂わせています。
今冬、七代目小川治兵衛作の「北庭」と白砂敷きの「南庭」からなる「仁和寺御所庭園」が、2021年3月に国の名勝に指定されたことを記念し、建物内からの観賞式であった庭園に下りて特別回遊ルートで拝観できます。築山に建つ茶室「飛濤亭(ひとうてい)」(重文)などもみどころです。
世界遺産 真言宗御室派総本山 仁和寺(外部リンク) 京都市右京区御室大内33 075-461-1155
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