【京都市右京区】映画の世界満喫! 本物の東映京都俳優によるパフォーマンス車両 撮影所の中にも潜入!
嵐電帷子ノ辻駅で待っていると、大正ロマンを思わせるようなレトロな雰囲気の電車が到着しました。座席に座っていると発車間近のタイミングで何やら書状を持って、明るい和装の町娘が飛び込んできます。時節柄マスクをしているのですが、興覚めには感じない迫力のある澄んだ声と仕草で「私をかくまって」と乗客の中に隠れます。
電車が走りだし次の有栖川駅からきらきらド派手な衣装で金のマスクをした強面の悪漢が乗り込んできます。「雪はどこや」。さらに次の車折神社でイケメンの若侍が乗り込んできて、その後はまるで映画のワンシーンのようなパフォーマンスが繰り広げられました。それもその筈、演じたのは東映剣会のメンバーを始め、東映京都俳優部所属の俳優さんたち。そういえば時代劇や現代ドラマなどでもときどきお見かけします。
東映京都撮影所はじめ、松竹、大映通り商店街や地元企業の協力の下、JR西日本や嵐電、東映太秦映画村などが企画した2022年1月22日(土)の「太秦モニターツアー」に参加して、「ザ・ライドKYOTO」にも乗車しました。
かつては大映もあり、日本のハリウッドと呼ばれ、多くの映画を生み出してきた太秦は、現在も松竹、東映の撮影所が現存し、東映太秦映画村もある映画の街です。他にも1月8日から2月13日まで、スタンプラリーやトークショー、商店街時代劇パレード、映画会など、商店街、映画村や撮影所、交通機関、行政が一体となって、まちぐるみでおもてなしイベントが開催されています。
この日は、松竹の芸人コンチェルトによるミニ漫才に始まり、東映京都俳優部の俳優さんたちが、東映太秦映画村、広隆寺や三吉稲荷神社、大映通り商店街などを歩いて案内してくれました。
そして特別に撮影関係者しか立ち入れない東映京都撮影所の敷地内へ。かつての映画スターから、斬られ役に代表される大部屋俳優まで、現在も控え室があると云う俳優会館や、珍しい小道具や大道具が所蔵された装飾倉庫などを案内されながら、普段聞けない裏話などを数多く話してもらい、参加者一同も大興奮。
隣接する東映太秦映画村、続いて嵐山に移動して自由散策しました。日本旅行が差配した今回は国や行政の補助事業ということで、これらの行程がお弁当代含む1,000円のみという参加費で堪能できました。1月最終と2月最初の土日にも開催されますので参加してみてください。ご予約はお早めに。(新型コロナウイルスの影響で開催内容の変更や中止の可能性もありますので必ず主催者に問い合わせください)
映画と暮らすまち太秦(外部リンク) 映画と暮らすまち太秦予約HP(外部リンク)