【京都市下京区】寒風の中、梅小路で紅白の梅饗宴! 早咲き中咲きが見頃 SLC622スチーム号走る!
JR梅小路京都西駅の東側に広がる梅小路公園で、2022年2月19日~3月6日まで、「梅まつりin梅小路公園」が開催されています。梅小路公園は、いのちの森や朱雀の庭などとともに、京都鉄道博物館や京都水族館なども併設し、観光スポットでもあり、市民の憩いのスポットともなっています。
公園の東端に「梅こみち」と名の付く梅林があります。14品種、150本の梅が植えられていますが、その内、早咲き、中咲きと言われる品種が見ごろを迎えています。早咲きでは、公園内で最も早い「八重紅梅」、冬至の頃に咲く「冬至」。
中咲きの大輪の花が鮮やかな「大盃」、目が覚めるほど鮮やかな紅の「緋の司」が紅白の花を見事に饗宴していました。
遅咲きの、濃淡のある花びらがかわいい「新平家」、梅干しにもいいという白加賀、白が多めの2色花「春日野」などはまだつぼみのままでした。ところで紅梅と白梅は木や幹の断面が紅梅は淡い赤色、白梅は白っぽい色となることで見分けるのだとか。だからといって枝を折っちゃだめですよ!
「ママあっちがいい」と声がするので振り返ってみると、梅林の横を「SLスチーム号」が走っていました。本物の蒸気機関車が牽引する客車に乗車することができる、梅小路蒸気機関車館で大人気だった体験展示を引き続き実施。往復1kmを走る間、蒸気機関車での旅気分を味わうことができます。この日はC62形2号機が牽引していました。昭和23年(1948年)日立製作所によって造られた日本を代表する旅客用蒸気機関車で、特急「つばめ」で活躍しました。
SLスチーム号の客車のコンセプトは「レトロ」。牽引する蒸気機関車と同年代に製造された客車のイメージを取り入れ、「聚楽ぶどう色」を採用しています。着席定員は約170席で、車椅子座席も用意されているということです。子供たちにとってはこちらの方が関心事だったようですね!午後からは、春遠からじの穏やかな陽射しが紅白の梅林を鮮やかに照らし出していました。
梅小路公園(外部リンク) 京都市下京区観喜寺町56-3 9:00~17:00(最終入園16:30)