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【京都市右京区】話題の「おにぎらず」とからあげがテイクアウトできる店を嵐山近くで見つけた! 

HOTSUU地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 京都市の神社等ではまん延防止等重点措置が続き、毎年の恒例の梅花祭などが中止、規模縮小となっています。2022年3月6日に梅宮大社に足を運んだのですが、予定されていた梅産祭は中止でした。しかたなく自転車で四条通を街中に向けてふらふらと進んでいくと、道路沿いに一風変わった店名と商品名のお店を見つけました。「彼処も」「おにぎらず」なんやこれ? ということで入ってみました。

「彼処も」「おにぎらず」
「彼処も」「おにぎらず」

 店主の安達昌史さんにお伺いすると、2021年10月3日にオープンした「おにぎらず」と「からあげ」のテイクアウト専門店だそうで、店名は「何処も彼処も」の後半を取ったのだとか。「NTTDOCOMOさんはおそらく前の部分を取られたと思うので、うちは後ろの部分をいただきました。どこでも見かけるような店になればとの夢が込められている」と言います。

店主の安達昌史さんと妹さん
店主の安達昌史さんと妹さん

 「おにぎらず」とは握らずにできるおにぎりのことで、中に具材をたっぷりと入れてごはんと焼き海苔で包んだおにぎりのこと。インスタグラムでは、#を付けて14.7万回(2022年3月7日現在)投稿されているほど。良い点は、おにぎりに比べて、具材がたっぷり挟みこめることや断面のインスタ映え、種類も無限大、握らなくていいので簡単にできるなどだそうです。

「おにぎらず」
「おにぎらず」

 コーンマヨ、じゃこ醤油、ベーコンエッグ、天むす風といった具材は60種類の中から、平日は4種類、土日休日は9種類が日替わりで並べられるということで、安達さん曰く「毎日店に来られても飽きないですよ」と言います。実際食べてみると、もちもち感があって、具材とほどよく絡んで美味しい。一口で食べられるサイズもいいですね。米は、もち米に近いミルキークイーンを使用しているそうです。

具材は60種類
具材は60種類

 からあげはニンニクを入れずだしをじっくりしみ込ませた「和風からあげ」とニンニクをガンガンに使った「醤油からあげ」、あっさりした「塩からあげ」、若い人に人気の「和風カレーからあげ」の4種類からお好みに応じて選べます。注文を聞いてから揚げるので、できれば予約してから来店されるのがお薦めです。

「和風からあげ」と「醤油からあげ」
「和風からあげ」と「醤油からあげ」

 値段はおにぎらずが90円から200円位まで、から揚げが100グラム200円、弁当類はワンコイン500円以下が多いです。「安くて美味いにこだわり過ぎて経営は大変ですわ」と苦笑いの安達さん。フランチャイズの飲食をやっていましたが、「縛りが多くて自由にできない」と思い切って縁戚三人で独立しました。「おかげさんで、地元の皆さんに喜んでいただける店づくりができる」と言います。この日もひっきりなしにご近所さんらしい人たちが訪れていました。

安い
安い

 場所は、松尾大社と梅津段町の間の四条通沿いですのですぐに分かります。一度訪れてみてください。

 「彼処も」 京都市右京区梅津北町62−4  075-865-7100

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 「YAHOO!ニュース ベストエキスパート2024 地域クリエーター部門 特別賞」を受賞 京都をこよなく愛する地域ニュースサイト号外NETの京都市担当タウンクライヤ―です。四国から大阪の元地方紙記者。観光ガイドをしながら京都時空観光案内2024(観光ガイドのための京都案内マニュアル)全19巻や「やさぐれ坊主京を創る 前田玄以の生涯」(京都文学賞一次審査通過)はじめ、京都を題材にした小説なども執筆しています。

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