場所がほんとに分かりづらいです。二条城の近くなのですが、周辺を何度もぐるぐる廻ってようやくたどり着きました。昔ながらの長屋路地群を一番奥まで入ると、古めかしい木のドアの前にちょこんと看板がありました。

　「チタチタ喫茶」は、堀川丸太町近辺から2022年3月1日に移転オープンしてきました。cita-citaはインドネシア語で「理想、抱負、アイデア」の意。店主の思いがあるようです。ほんとに古そうなので、恐る恐るドアを開けると、一転、昭和感は残しつつも、白を基調にした清潔感のある開放的な店内でした。女性店主が一人で切り盛りされています。

　モーニングはA（500円）コーヒーとトースト、B（680円）具だくさんスープを追加、C（790円）さらにスパニッシュオムレツを追加の3種類。今回はいろいろ付いてるCセットを注文しました。

　野菜のスープはとろけるように煮込んであります。キャベツ、玉ねぎ、セロリ、トマト、ピーマンを、野菜の水分だけで煮込んで、自然の甘みを出すのだとか。店主は、「母親直伝です。朝一番に飲むと代謝が良くなりますよ。自分が飲んで育ってきた体にいいものをお客様にも味わってほしい」とこのスープの提供を始めたのだそうです。

　トーストは智恵光院下長者にある人気店「アカネBAKERY」の固すぎず柔らかすぎない小振りの食パンを絶妙の焼き加減で焼いて、バターをしみ込ませてあります。もちもち感がたまりません。

　さらにスパニッシュオムレツが良いですねぇ。じゃがいもやたっぷりと野菜が詰め込まれていて、しっかりとした存在感があって食べ応え十分の美味しさです。昼はスープがポタージュに、パンはこちらも二条城北の人気店「ぱんだよりノドカ」のパンとなります。

　美味しいと評判のレモンケーキは、店主が試行錯誤を繰り返して完成させた一品です。蜂蜜多めのコクのある一品。見た目も可愛いのでインスタ映えもします。お持ち帰りにもどうぞ！

　至福の一杯は、優雅な香りと柔らかい苦みで「コーヒーの女王」と異名をとるインドネシアのトラジャカロシにグレードアップしていただきました。　

　店主さんの意向で住所と地図、リンクなどは掲載いたしません。あしからず。