2022年3月7日から京都市でもまん延防止等重点措置が延長され、おうち時間が多くなる人がまだまだ続いていますね。そんなコロナ禍にあって、お洒落なテイクアウト惣菜の専門店が人気を呼んでいます。市内から5店舗を選りすぐってみました。

　スター食堂やレストランスター、焼肉の市場小路、ステーキのパリ21始め、多種多様な店舗経営を展開し、味に定評のあるスター食堂グループが、2021年4月21日 に「コロナ禍でも家庭に本格的なシェフの味を」と満を持して開業したデリカテッセンのお店です。

　西田鶏卵の地卵使用のとろ～りオムライスとハンバーグなど専属シェフが作る本格的な洋食ランチボックス、名物どぼづけ丸メンチカツなどがリーズナブルな価格で提供されている他、レストラン使用の食材なども販売されています。筆者のお薦めは何といっても「ラザニア」、幾重にも丁寧に積み上げられたラザニアとチーズと具材が絡み合ってほんまに美味いです。

　2021年10月14日にオープンした「Marufuku KYOTO」は、京都中央卸売市場で仲卸をする有限会社丸福水産が運営する水産系のセレクトショップです。店舗に関わるすべてが「お洒落～～」と声を上げたくなるほどの店構えはギャップ感満載！　Marufukuに並ぶお惣菜やお弁当には、プロの目利きで選ばれた鮮度抜群の魚介類がふんだんに使用されています。

　デザートとして、林檎とキャラメルの優しい味付けのパウンドケーキやさつまいもチーズケーキ、棚には、ごろっごろの鮭が沢山詰まった鮭ほぐし、南極料理人のやみつきニシン、いぶりがっこのチーズオイル漬け、高級魚介の缶詰など、全国から厳選した珍味や佃煮なども。STANDARD SUPPLYのエコバッグとNICOTAMA OUTDOOR CLUBのエプロンなどグッズ類も素敵です。

　中国特級調理士を取得した厨父（料理人）のオーナーシェフ・魏 禧之さんが無農薬の京野菜をふんだんに取り入れた「京風創作中華」を提供している「創作中華　一之船入」。「イチノフナイリ・ ザ ショップ」では、点心やお菓子など、その一級品の創作中華一之船入の料理を、コロナ禍の中、家庭でも食べられるようにテイクアウトできます。

　一之船入特製弁当やパイコー飯なども販売しています。人気は「点心セット 彩4種の点心盛り合わせ」。広東焼売、フカヒレ餃子、翡翠餃子、海老蒸し餃子の贅沢なラインナップが楽しめます。台湾鉄道の駅弁として人気の高いパイコー飯には、カレー風味で味付けした豚肉をカリッと揚げてご飯の上に載せてあります。これほんま美味いです。

　上京区の寺町今出川あたりを自転車で走っていると、真っ白な木造建築と出会いました。2022年1月12日にオープンしたのは、「NEMS CAFE」という石窯ピッツァとイタリアン惣菜デリカテッセンのお店です。店内でもテイクアウトでも。自慢の焼きたて石窯ピザはモチモチナポリ生地、実際食べてみると、「こんなやわらかいもちもちピザがあったんだ。めっちゃうま」

　ショーケースには、常に10種以上のイタリアン惣菜が並んでいます。楽しく迷ってしまうほど。メインデリとして自慢のハンバーグ、ローストポーク、ローストビーフより。ラタトゥユ、かぼちゃサラダ、カプレーゼ、イタリアンオムレツ、鶏ハムサラダなどサブデリは日替わりで用意されています。ハーフサイズでの追加もOK！　

　2021年12月3日に麩屋町通蛸薬師角にオープンした「Pres du Marche（プレ デュ マルシェ）」は多彩な南仏家庭料理が日常的に気軽に堪能できるデリショップです。ショーケースには、自家製フォカッチャのミックスサンドBOXや京野菜のラタトゥーユやキッシュ、豚バラ肉や鴨もも肉のコンフィ、サラダ類など全部食べたくなるような美味しそうな料理がずらり。

　Pres du Marcheでは、「フレンチは手間がかかるので、中々テイクアウトには向かないと言われていますが、このご時世の中、あえて挑戦しました。お値段もお客様にまずは満足していただくためリーズナブルに設定しています。多くの家庭にこの味を届けたい」と言います。お洒落にテイクアウトできるランチボックスもあります。