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【京都市中京区】京都地方気象台が3月30日さくらの満開宣言 二条城桜祭りで島原太夫が可憐な舞を披露!

HOTSUU地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 どんどん暖かくなって、街ゆく人たちも薄着が目立つようになってきましたね。中には半袖で歩く人も。京都地方気象台によると2022年3月30日、京都の日中気温は22度まで上昇しました。そしていよいよ、この日、その京都地方気象台が、京都におけるさくらの満開宣言をしました。

二条城清流園東にあるソメイヨシノの標本木
二条城清流園東にあるソメイヨシノの標本木

 満開日とは、対象とする植物の花が、咲き揃ったときの約80%以上が開いた状態となった最初の日とされています。この日、二条城清流園東にあるソメイヨシノの標本木で、同気象台の職員が状態を確認し満開宣言となりました。

 平年(4月4日)より5日早く、最も早く満開となった昨年より4日(3月26日)遅い満開となりました。ちなみに観測史上これまで最も遅かったのは1965年の4月17日です。

 この日は、二条城内の大枝垂れ桜や醍醐寺から移植の醍醐桜、大政奉還150周年記念植樹の桜など他の桜もほぼ満開となり、清流園近辺を鮮やかに彩りました。

 二条城では、3月18日(金)~4月17日(日)まで「二条城桜まつり2022」が開催されています。SYOING ARTIST吉川壽一氏による書道展「摩訶爛漫展」や口上芸披露(バナナのたたき売り等)なども予定されています。

「かしの式」
「かしの式」

 この日は、かつて京都の六花街の一つに数えられていた島原の輪違屋に在籍する「如月太夫」が舞や「かしの式」などを披露しました。「かしの式」とは、太夫を置屋から呼び、客に紹介する式。太夫が盛装を凝らして盃台の前に座り、盃を回すしぐさを見せている傍らで仲居が太夫の名前を呼んで客に紹介するものです。

 清流園近辺は広々と開放的で入場者は密にならないように気を付けながら花見を静かに楽しんでいました。

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 「YAHOO!ニュース ベストエキスパート2024 地域クリエーター部門 特別賞」を受賞 京都をこよなく愛する地域ニュースサイト号外NETの京都市担当タウンクライヤ―です。四国から大阪の元地方紙記者。観光ガイドをしながら京都時空観光案内2024(観光ガイドのための京都案内マニュアル)全19巻や「やさぐれ坊主京を創る 前田玄以の生涯」(京都文学賞一次審査通過)はじめ、京都を題材にした小説なども執筆しています。

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