【京都市西京区】松尾大社で3000株の山吹が満開です。京を満喫するなら神社の早朝散歩がお薦め!
山吹はバラ科の低木で、桜が散る晩春に開花を迎えます。新緑の葉を背に開いた花は黄金色に輝き、鮮やかでひときわ人目を引きますね。そんな山吹が境内いたるところで咲き誇る松尾大社を2022年4月18日の早朝に訪れました。
市バスで松尾橋のバス停で降りると、桂川沿いの土手にも山吹が群生していました。
松尾大社の赤鳥居をくぐって境内へ。鳥居には榊の小枝を重ねたものが垂れ下がっています。「脇勧請」と言って、鳥居の原始形式を今に伝えるもので、榊の束は12(閏年の場合は13)あり、月々の農作物の出来ぐあいを占います。
境内は山吹苑を始め、神殿周りや一の井川周辺に多くの山吹が黄色い花を咲かせていました。約3000株に及ぶそうです。
秦氏が奉祭してきた海の神と、日本古来の松尾山の神が出会った神域がまさに「松の尾」ででした。松尾大社は、平安時代には正一位の神職を受け、賀茂の厳神、松尾の猛霊と並び称されて、皇城鎮護の社とされ、室 町時代には、全国十数か所の荘園、江戸時代にも朱印地1200石、嵐山一帯の山林を有していたと言われます。
上古の庭では白い山吹が咲きます。上古の庭は巨石の石組により、磐座(いわくら)を飛鳥時代以前の上古風に表した庭園です。この日は、拝観時間が8時30分からだったので、愛でることができませんでした。
京都の神社は早朝5時や6時から開門しているところも多く、人が少なく静かに境内を散策出来ます。もちろんお参りも忘れないでくださいね!
松尾大社 京都市西京区嵐山宮町3 075-871-5016