【京都市北区】お茶好きに朗報 千利休ゆかりの茶の寺門前の商店街に200年余の歴史継ぐ茶匠がオープン!
京都市北区にある大徳寺は、応仁の乱で寺の大半が焼失したのち、文明6年(1474)に「一休さん」のモデルになった一休宗純が、第47代の大徳寺住職となり、堺の豪商の援助を受けてこの寺を復興しました。一休を師とした村田珠光から武野紹鷗、千利休へとその精神が引き継がれ、「侘び茶」が大成されたと言われています。
大徳寺境内の塔頭には、国宝茶室「密庵(みったん)」がある龍光院始め、小堀遠州ゆかりの孤篷庵、千利休の墓所がある聚光院もあり、茶道関係者の聖地とも言われています。そんな大徳寺の門前町にあたる新大宮商店街に、創業文政元年、200余年続いてきた家業の歴史をベースにしたお茶屋「茶匠六兵衛」が2022年5月2日(一粒万倍日・八十八夜)にオープンします。
「茶匠六兵衛」のコンセプトは、「一期一会」。株式会社「茶匠 六兵衛」の井上 祐代表取締役社長によると、「一期一会は茶道の有名な言葉で、この茶の湯の席は一生に一度の出会いであるということを心得て、亭主・客ともに互いに誠意を尽くすという意味」なんだそう。同社は、「一期一会」の日本茶登録商標を有しています。店内に入るとほのかな茶の香りとともに、茶用がぎっしり、風情ある空間が広がっていました。
通常農法の「慣行栽培」商品のブレンド茶も扱っています。さらに露地栽培の宇治茶をはじめ、日本全国から選りすぐった「品種・農家限定のシングルオリジン(単一農家・単一品種)」、「有機・無農薬」のオリジナル性のある希少なお茶を中心に取り揃えています。鹿児島の「さえみどり」や熊本の「春のなごり」と言った希少な品種も。
井上社長は、「独自の味を作るブレンド茶の良さ、またワインのように単一の畑のもつ繊細で微妙な味の違いをお客様の好みに合わせてご紹介したい」と話します。茶道具や本格緑茶スイーツなど、他では手に入らないプレミアムなラインナップが取り揃えられています。パッケージには、誰もが知ってる「鳥獣戯画」が使われています。京都・高山寺様の国宝絵巻「鳥獣戯画」のデザイン使用権を持っておられるそうです。
店内には「喫茶養生記」などのお茶に関する古典も展示されています。2022年5月2日には、オープニングイベントとして、5月の新茶試飲会&クラビオーラ生演奏Liveも開催されます。クラビオーラは世界で一つの楽器と言われています。
茶匠六兵衛 京都市北区紫野下門前町63番地2 (北大路大宮上がる約50m東側) 075ー 493ー0063
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